JUEMUN 2025 開催報告
2025年6月27日から29日の間、京都外国語大学にて第16回日本大学英語模擬国連大会(JUEMUN 2025)が開催されました。今年のテーマは「持続可能な未来のための観光の再構築」という非常に重要な課題であり、国際的な舞台で多くの学生が議論を交わしました。
参加大学と議論の内容
本大会には、日本、カナダ、米国を含む約20ヵ国・地域から、15の大学に所属する180名以上の学生が参加しました。これらの学生たちは、観光における経済的なメリットと文化交流の機会を最大限に引き出す一方で、観光の持つ負の側面を乗り越えるための解決策を国際的な視点から探る貴重な場となりました。
会議は3つの主要なテーマに分かれて行われました。1つ目は「観光の環境影響のマネージメント」、ここでは観光が抱える環境負荷について深堀りされました。2つ目は「持続可能な観光と人材育成の推進」をテーマに、どうすれば観光産業が次世代を支える人材を育成できるのかが議論されました。3つ目は「災害多発地域における回復力と持続可能な観光の強化」で、特に自然災害の影響を受けやすい地域における観光のあり方について具体的な施策が模索されました。
京都における観光の課題
京都は国際観光都市として世界中から多くの観光客に訪れる場所ですが、最近は観光の持続可能性が大きな課題となっています。JUEMUN 2025は、そんな京都で開催されたことで、地域に根ざした観光の問題に焦点を当てるきっかけともなりました。国際問題である観光の持続性を学生たちが真剣に考え、議論する姿は非常に印象的でした。
参加者のコメント
大会に参加した学生たちは、国際的な議論を通じて様々な視点を得ることができたと口を揃えています。外国の学生と意見を交わすことで、自国の観光政策を見つめ直し、持続可能な観光の重要性を再認識したとのことです。また、英語での議論を通じて英語力の向上だけでなく、異文化交流も深まり、新たな友人ができたという声が多く聞かれました。
今後の展望
JUEMUN 2025の成功を受けて、今後もこのような国際的なイベントが京都で開催されることが期待されます。観光の持続可能性を考えることは、私たちの未来に向けて非常に重要です。これからの世代が、地球に優しい観光のあり方を探求し続けることを願います。
次回のJUEMUNも、持続可能な未来に向けた新たなアイデアと議論で溢れることを期待しています。