鹿子木孟郞の特別展
2025-10-20 12:47:20

鹿子木孟郞生誕151年を祝う特別展が35年ぶりに京都で開催

特別展「生誕151年からの鹿子木孟郞 -不倒の油画道-」



京都の泉屋博古館にて、鹿子木孟郞の生誕151年を記念する特別展が開催されています。この展覧会は、鹿子木の画業を振り返るものであり、実に35年ぶりとなる回顧展です。特に、近代の日本洋画に大きな影響を与えた彼の作品に触れる貴重な機会です。

鹿子木孟郞とは?



鹿子木孟郞(1874-1941)は、日本の近代洋画の先駆者であり、フランス・アカデミスムで学んだリアリズムを日本に持ち帰りました。彼の作品は、重厚感と堅牢さが特徴で、その写実的な表現は、同時代の画家たちと一線を画しています。彼の絵画は、時代を超えて新鮮な驚きを観る者に与え続けています。

本展では、鹿子木の重要な作品群を約80点展示し、その画業の歩みを辿ります。展示の中には、文部省美術展覧会や太平洋画会に出品された作品のほか、師であるジャン=ポール・ローランスの作品、そして最近の調査で新たに発見された作品も含まれています。

展覧会の見所



展示は前期と後期に分かれており、毎回の入れ替えも多く行われるため、何度訪れても新しい発見があります。写実表現が見直されつつある現在の美術界において、鹿子木の作品は、彼が目指した絵画の豊かさを再評価される重要なものです。

また、展示品には、鹿子木が学生時代に描いた風景スケッチや、パリ留学中の裸体画など、彼の成長過程を示す貴重な作品も多く含まれています。特に、1900年に父を亡くした後の経歴や、欧米遊学を通じて受けた影響は、彼の作品に大きな力を与えました。

日本洋画の歴史を映し出す



本展は、鹿子木孟郞だけでなく、日本洋画の歴史そのものを振り返る意味も持っています。近代洋画の発展と、画家とパトロンとの関係についても、多くの資料や作品を元に考察しています。作品を通じて、近代日本における洋画の位置付けや、その進化を知ることができます。

購入可能な公式グッズ



特別展の開催に際し、様々な公式のグッズも販売されています。美術展ナビと共同開発した商品には、高級感あふれるベロアハンカチや、鹿子木の名画をあしらったマルチクロスなどがあります。特製ボールペンにはアクリルチャームが付いており、ファンにはたまらないアイテムになっています。

展覧会の基本情報



  • - 会期: 2025年9月27日(土)~ 2025年12月14日(日)
  • - 開館時間: 10:00~17:00(入館は16:30まで)
  • - 会場: 泉屋博古館(京都東山・鹿ヶ谷)
  • - 入館料: 一般1,200円、学生800円
  • - 公式サイト: 泉屋博古館

この特別展は、鹿子木孟郞の油画の素晴らしさに触れる貴重な機会です。芸術に興味がある方はぜひ足を運んでみてください。


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