今年も「新京都」展が開催!
今秋、ギャルリーためなが京都にて待望の「新京都(いまきょうと)」展が11月15日(土)から12月14日(日)の間に開催されます。この企画展は、文化と歴史が息づく京都から、日本の若手作家たちの新しい魅力を発信するものです。千年先にも残るアートの持つ力を感じられるこの展示、ぜひご覧いただきたいです。
出品作家とその作品
本年度の展覧会には、4人の才能豊かな若手作家が参加します。彼らの作品はそれぞれ異なるテーマを持ち、観る者に深い印象を与えます。
出身は京都府、東京藝術大学を中退後、現在は慶應義塾大学に在籍。Kaluaは「生と死」をテーマにしており、アクリル絵の具を使い、その美しさや儚さを作品に表現しています。特に、2024年の「Flower」シリーズでは、平和への願いを花に託けた作品が特徴です。
三重県出身。京都芸術大学大学院を修了した彼女の作品は、自己の内面と現代社会の不安や葛藤を描いたもの。彼女の「デトロイトアゲート」という表現技法は、自らの感情の層を象徴しています。特に「垂らし込み」という技法を用いて、色彩の重なりを繊細に表現しています。
神奈川に生まれ、京都で日本画を学んだ能條は、独自の技法で記憶をテーマに作品を探求しています。銀箔を多用した作品は、光と影の変化によって、鑑賞者に蜃気楼のような印象を与えます。
滋賀県出身で、精華大学院を修了。彼女は両手足を用いて描く独自のアプローチを取り入れており、色彩感から自己と他者の境目を模索する作品を展開しています。独特のストロークや鮮やかな色彩が見る者を魅了します。
文化の発信地、京都
京都は、国内外から訪れる多くの人々に日本文化を体験させる魅力的な地域です。歴史的な背景を持つこの地で、現代の素晴らしい若手作家たちを応援することは、非常に意義深いことです。「新京都」展を訪れた際は、ぜひ彼らの卓越した感性に触れてみてください。作品は千年後にも、どこかで輝いているかもしれません。
美術館や名所を巡るついでに、彼らの新しい表現に出会える貴重な機会をお見逃しなく。三十三間堂や国立博物館を訪れた後に、「いま」を生きる作家たちの作品を鑑賞することは、京都ならではの贅沢な体験です。
展覧会の詳細
「新京都(いまきょうと) -古都から千年先へ-」
- - 会期: 11月15日(土) 〜 12月14日(日)
- - 会場: ギャルリーためなが京都(京都市東山区上堀詰町265-7)
- - 時間: 11:00〜19:00(会期中無休)
- - TEL: 075-532-3001
- - HP: www.tamenaga.com
現代アートの里、京都ならではのアートシーンのアプローチを堪能できるこの機会をお見逃しなく!