京都府がiPS細胞で未来を切り開く
京都府が再生医療の発展を目指して、2023年10月1日(水)からふるさと納税型クラウドファンディングを開始します。ぜひ、あなたもこのプロジェクトに目を向けてみてください。
ふるさと納税型クラウドファンディングとは
このプロジェクトは、iPS細胞を用いた再生医療の研究開発を進めるための支援を目的としています。これまでに6回目の実施となるこの取り組みでは、目標金額が2,200万円に設定されています。昨年度は2,411万円の寄付が集まり、研究開発や社会課題解決に向けたスタートアップ支援に活用されました。
募集期間と寄付方法
- - 募集期間: 2023年10月1日(水)から12月31日(水)まで
- - 寄付方法: ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」での申し込みが必要です。詳細はこちらから確認できます。
寄付金の活用先
寄付金は以下のような用途に充てられます。
1. iPS細胞技術による再生医療の技術開発(昨年度実績:1,476万円)
2. 社会課題解決に取り組むスタートアップへの支援(昨年度実績:645万円)
具体的には、京都の企業が中心となり、iPS細胞を使った研究や実用化に向けた取り組みが進められています。
参加しやすいオンラインイベントも
さらに、プロジェクトに関連したオンラインイベントも開催されます。公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団(iPS財団)による配信は、メディアでの情報提供や質問応答を行う良い機会。
イベント詳細
1.
Yanai my iPS製作所見学ツアー
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日時: 10月14日(火)、15日(水) 18:00~
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内容: iPS財団の職員による解説(約10分間)
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重要: 内容は異なるため、両日とも参加するのが望ましい。
2.
特別対談~iPS細胞研究と製造、今と未来~
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日時: 11月9日(日) 10:00~
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登壇者: 京都大学iPS細胞研究所教授の金子新氏、iPS財団細胞調製施設長の米田健二氏、業務執行理事の花谷忠昭氏が登壇。
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視聴方法: iPS財団の
YouTubeチャンネルから視聴可能(アーカイブ配信あり)
実際の活用例
様々な企業がiPS細胞の技術を利用した研究を行っています。例えば、株式会社Arktus Therapeuticsは膝の再生に挑戦し、ヒトiPS細胞から作製した軟骨によって、変形性膝関節症の治療に取り組んでいます。これにより、膝に悩む多くの人々を救う可能性があります。
また、HiLung株式会社は、ヒトiPS肺細胞を利用して、呼吸器疾患の研究を行い、患者の余生を豊かにする技術の開発に貢献しています。さらに、リバーセル株式会社はがん細胞を攻撃するキラーT細胞を生成する技術を開発し、多くの患者の治療に希望をもたらすことを目指しています。
これらのプロジェクトは、すべて寄付金によって支えられています。そして、京都府でのふるさと納税はその一環となっており、あなたの寄付が未来の再生医療に繋がる可能性を秘めています。ぜひ参加してみませんか?