大谷大学と地域のつながりを深めるイベント
大谷大学が運営するコミュニティ食堂「GOEN食堂」。この活動は、学生自身が中心となり、地域社会とのつながりを深めることを目的としています。孤食解消を目指すこの食堂では、地域の老若男女が集まり、楽しい食事のひとときを共有。特に、2024年から始まったこのプロジェクトは、9回の開催を予定しており、学生が参加者をもてなしながら交流の場を提供します。
「GOEN食堂」誕生の背景
「GOEN」は「よいご縁」を意味し、食堂に参加した全員に素晴らしい出会いがあることを願っています。この食堂では、学生が手作りしたカレーが提供され、食事を共にすることで世代を超えた交流が生まれます。従来の子ども食堂とは異なり、学生が企画・運営を手がけ、さらに京都市からの補助金も学生自らが獲得するという自立的なスタンスが特徴です。
迫るイベント:北山杉ワークショップ
2025年10月12日(日)には、特別イベントとして「木と森と暮らしをつなぐプロジェクト」の一環で、北山杉をテーマにしたワークショップが開催されます。このイベントでは、学生が京都市北区の山の状況を報告し、自ら伐採した北山杉を使ってモルックを作成。その後、参加者同士でモルックの競技体験を楽しむことができます。
開催概要
- - 日時: 2025年10月12日(日)10:00~14:00
- - 場所: 大谷大学食堂(講堂棟地下)
- - 内容:
1. 北区の山の状況報告
2. 北山杉で作るモルック制作
3. 昼食
4. モルック体験
- - 参加費: 中学生以下無料、高校生300円、大人500円
- - 協力: 北山杉の里マルシェ実行委員会
このイベントは、地元の木材や林業への理解を深める貴重な機会となることが期待されています。参加者同士の交流も生まれるので、ぜひ多くの方に足を運んでいただきたいです。
地域貢献の一環として
さらに、大谷大学は地域に開かれた大学として、社会連携事業にも力を入れています。特に「地域に寄りそうプロジェクト」では、学生が企画を立案し、地域住民との共同学習を通じて地域連携を強化する取り組みが行われています。採択された学生グループには最大10万円の助成金も支給され、実践的な学びの場を提供しています。2024年度には8件、2025年度には4件がこのプロジェクトに認定されています。
結び
大谷大学のコミュニティ食堂「GOEN食堂」と、北山杉を利用したワークショップは、地域への理解を深めることができる素晴らしい機会です。食を通じた交流や木材の魅力発信を楽しみながら、地域貢献の一翼を担うことができるのです。この機会にぜひ参加してみてはいかがでしょうか。