Helpfeelの名誉
京都を拠点とする株式会社Helpfeelが、開発した検索型AI-FAQ「Helpfeel(ヘルプフィール)」が、総務省の「情報アクセシビリティ好事例2024」に選ばれたことを発表しました。この評価は、同社が取り組む情報格差の解消と、ユニバーサルな情報アクセスを可能にするテクノロジーへの信頼を示すものです。
アクセシビリティの重要性
アクセシビリティとは、情報やサービスをすべての人が利用できる状態を指します。特に、年齢や障がいの有無にかかわらず、誰もが情報にストレスなくアクセスできることが求められています。そのために、ICT機器やサービスの情報アクセシビリティの確保が不可欠です。
総務省が募集した「情報アクセシビリティ好事例」は、様々な企業の取り組みを広く周知し、情報に関する企業の努力を称えることを目的としています。Helpfeelを含む16件の事例が、製品のアクセシビリティへの配慮や開発における取り組みが評価され、今回選定されました。
Helpfeelの特徴と評価
Helpfeelは、テクノロジーを用いて情報格差(ナレッジギャップ)の解消を目指し、ユニバーサルなデジタルツールを提供しています。特に以下の点が評価されています。
1.
多様なニーズに応えるデザイン
- 視覚障がい者や操作困難者に配慮したUI/UXの設計
- 顧客企業からニーズをヒアリングし、それを反映させた開発
2.
利用者と事業者両方への配慮
- FAQの内容を充実させることで、問い合わせ負担を軽減
- 利用者が簡単にアクセスできる情報構造
3.
アクセシビリティへの継続的な取り組み
- デジタルアクセシビリティアドバイザーの認定を持つ社員の育成
- 社内での勉強会や相談会の定期的な実施
機能の詳細
Helpfeelが提供する検索型AI-FAQは、利用者にとって使いやすさを重視しています。このシステムにはいくつかの特長があります。
ユーザーが入力する際の表記ゆれやスペルミスに対応し、適切な候補を提示します。
入力された情報に基づいて、関連するFAQを提案し、自己解決を促す工夫が施されています。
ユーザーが理解しやすい記事を提供することを目指し、用語解説への導線を設けています。
キーボードのみ、音声入力の環境での利用にも適応し、誤操作を防ぐ工夫がされています。
企業としての社会的責任
Helpfeelは、単に製品のアクセシビリティを向上させるだけではありません。社会全体に向けてアクセシビリティの重要性を伝えるなど、啓蒙活動にも力を入れています。実際、企業のニーズに応えられるように、共に学ぶイベントを主催し、多くの企業と協力しながら取り組みを進めています。
この度の選定を受け、株式会社Helpfeelの代表取締役/CEO 洛西 一周氏は、「今回の選定は単なる評価にとどまらず、お客様の声を反映し、社内の取り組みが実を結んだ結果だ」とコメント。また、「これからも利便性の高いプロダクトを続けて提供していく所存です」とし、さらなる発展を目指す方針を示しました。
このように、Helpfeelは今後もアクセシビリティの向上に努め、すべての人が利用しやすいサービスを追求していくことでしょう。