家具と家電のサブスクリプションビジネス拡大で新たな未来を切り拓くクラス

家具と家電のサブスクリプションビジネスが新たな展開

株式会社クラスが、昭和リースとの提携により、家具と家電のサブスクリプションビジネスに関する取引枠を拡大し、最大3億円に達しました。この動きは、クラスが掲げる「“暮らす”を自由に、軽やかに」というビジョンを具現化するものであり、個人から法人まで幅広いニーズに応える新しいサービスの提供を意味しています。

クラスについて

クラスは、家具や家電のレンタル・サブスクリプションサービス「CLAS」を展開し、個人向けだけでなく法人向けオフィス構築の「CLAS Biz」なども手掛けています。彼らの特徴は、利用後の家具や家電をリペア・クリーニングし再生利用する循環型エコシステムの構築にあります。この取り組みは資源の無駄を省きながら、持続可能な社会の実現にも寄与しています。

昭和リースとの提携の背景

昭和リースとの提携は、2023年4月にスタートし、初期投資負担を抑えるアセット投資スキームを導入しています。これにより、クラスは迅速に必要な機材を調達することが可能になり、商品ラインナップの充実が期待されます。昭和リースが提供する従量課金モデルは、クラスのサブスクリプションビジネスと非常に相性が良く、よりフレキシブルな運用が実現できるようになります。

ビジネスモデルの強化

従来のリース契約では、固定のリース料金が発生しますが、昭和リースのアセット投資スキームを利用することで、機材の稼働率に応じた支払いが可能になります。これにより、在庫リスクを減少させつつ、柔軟な商品提供が今回の拡大に繋がっています。また、与信判断が事業の成長性や収益性を重視することで、安定的な資金調達の道が開かれました。

サステナビリティへの貢献

クラスは、環境省の実証事業によって、従来のビジネスモデルと比較してCO2排出量を36%、廃棄物の発生量を38%削減する取り組みを行っており、サーキュラーエコノミーの実現を目指しています。商品のリペアやクリーニングを通じて廃棄を避け、環境への負担を軽減するという目標を持っています。

担当者の声

クラスの社長、久保裕丈氏は、今回の取引枠拡大について「優れた技術とビジネスモデルを評価していただき、大変嬉しく思っています。このパートナーシップを駆使し、さらなるサービスの向上を目指したい」と述べています。

昭和リースの坂井貴一氏も、クラスをパートナーとして迎え入れたことに喜びを示し、最新の技術がサブスクリプションビジネスに革命をもたらすことを期待しています。