舞鶴市が物価高騰対策として水道料金を2カ月分無料に

舞鶴市では、エネルギーや食料品の価格上昇が続く中、市民生活や事業活動を支えるための新しい取り組みが始まります。令和7年の8月および9月に請求される水道基本料金が、2カ月分無料となるこの施策は、舞鶴市において初めての試みです。

措置の概要

この物価高騰対策では、特に水道基本料金の免除が行われます。ただし、下水道使用料は適用外となります。具体的には、以下のような対象期間が設けられています。

- 7月検針地区：令和7年8月の請求（6・7月利用分）
- 8月検針地区：令和7年9月の請求（7・8月利用分）
- 毎月検針の事業者：令和7年8月および9月請求分

この施策では、申し込み手続きは不要で、対象となる月の請求において、あらかじめ基本料金が減額された形で請求されます。

対象者について

この施策の対象となるのは、全ての給水契約者です。なお、官公署や臨時の利用分はその対象外となります。これにより、市民全体への幅広い支援が見込まれています。

無料となる金額

今回の水道料金免除措置によって、家事用として適用される一般家庭では約33,900件の家庭が、1件あたり1,408円の減額を受けることになります。

事業用の場合は約2,500件が対象で、給水口径によって異なるものの、1件あたり3,112円から91,324円の減額が見込まれています。また、公衆浴場用においては、それぞれ1件あたり14,964円が無料となります。この施策により、対象者総数は約36,400件、減額の総額は約5,800万円に達すると予想されています。

周知方法

施策の周知は、複数の方法で行われます。市のホームページをはじめ、地元広報誌『広報まいづる』、そして水道メーターの検針時には対象者に向けたチラシが配布されます。これにより、市民へ適切な情報が伝わることでしょう。

このように舞鶴市は市民の生活の支援を目的に、物価高騰に対する具体的な施策を打ち出しました。これにより、日常生活への負担を軽減し、地域全体の活力を高めることを目指しています。今後の取り組みにも注目が集まります。