日本の美と伝統が交差する「今与」の新作が初のグランプリに輝く!
京都を拠点とする高級ジュエリーブランド「今与」が、ジュエリーデザインアワード2025にてグランプリである内閣総理大臣賞を受賞しました。今回の受賞作は、同ブランドの最新作である『Black & White ー 見えないものを観る』です。
「今与」の伝統と革新
「今与」は1861年に創業し、長い間日本の美意識を体現する装飾品を提供してきました。これまでにも多くの権威ある賞を受賞してきた「今与」は、今回の受賞によってさらにその評価を軌道に乗せることとなりました。特に、過去には準グランプリや技術賞なども受賞しており、品質の高さはすでに業界から認知されています。
グランプリ受賞作『Black & White ー 見えないものを観る』の魅力
『Black & White ー 見えないものを観る』は、京都の東福寺龍吟庵庭園をインスパイアにした作品で、繊細な曲線と立体的な構造が特徴です。このジュエリーは「目に見えないものを観る」という日本の美の本質を表現することを目的として設計されています。
- 雲間に現れる龍を象徴的に表すデザインや、白砂と黒砂を活用することで、陰と陽、光と影の対立とその調和が伝えられています。
- カタチを形成するラインは、宇宙のリズムと連動する砂紋を模しており、仕上がりには深い意味と感情が宿っています。
さらに、この小さな造形は見る人に静けさと思索をもたらし、単なる装飾品ではなく心に響く美しさを追求しています。
デザインの背景
この作品のデザインを手がけたのは、株式会社今与のデザイナー沢村つか沙さん。彼女は「輝きを呼び覚ます」というブランドのコンセプトを元に、職人達の努力の結果を反映させることに情熱を注いできたと語ります。ジャパンジュエリーフェア2025での受賞は、彼女にとっても職人への感謝と共に大きな誇りとなっています。
IXバングル、リング、イヤーカフの3アイテムで構成されたこの作品群は、すべてK18WG(ホワイトゴールド)、黒色ルテニウムめっき、ダイヤモンド、あこや真珠から作られています。
- - バングル: ¥33,000,000(税抜き)
- - リング: ¥8,800,000(税抜き)
- - イヤーカフ: ¥11,000,000(税抜き)
ジュエリー業界の未来を展望する
ジュエリーデザインアワード自体は、日本ジュエリー協会が1989年に設立したコンペティションであり、独自のスタイルや美的完成度、技術力が高く評価されることを目的としています。このコンペティションの受賞作品は、国内外の展示会での紹介を通じて、デザイナーのキャリア形成にも寄与しています。
今与の作品は「ジャパンジュエリーフェア2025」で展示され、多くの人々に触れられる機会を持ちます。これまでの受賞歴や技術力に加えて、今後の創造的な展開が楽しみです。また、業界全体の今後の成長を見届けるためには、未来のクリエイターたちの支援も重要となるでしょう。
「今与」の新作が新たにゲートを開くことで、ジュエリー業界の革新がさらに進むことを期待しています。どうぞ注目してください!
準備を整え、訪れよう
2025年8月27日(水)からのジャパンジュエリーフェアでは、実際に作品を目にすることができます。ジュエリーのファン、デザイナー、業界関係者はぜひ会場に訪れ、この特別な瞬間を共に楽しんでください。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。