𠮷田多麻希氏の個展「土を継ぐーEchoes from the Soil」
2025年の4月12日から5月11日まで、京都の「TIME’S」で開催されるKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭にて、注目の写真家𠮷田多麻希氏の個展「土を継ぐーEchoes from the Soil」が展開されます。本展において𠮷田氏は、人間と自然の関係性を見つめ直し、視点を変える作品を披露します。
会場「TIME’S」
「TIME’S」は有名建築家、安藤忠雄氏が手掛けた名建築で、普段は一般公開されていない貴重な空間です。この特別な場所での展示は、𠮷田氏の作品が持つテーマと深く結びついています。𠮷田氏は、「土」を軸に、シャンパーニュ造りの根幹である「土壌」の重要性に迫り、我々が自然とどのように関わっているのか、その見直しを促します。
ルイナールとのつながり
本展の実現には、歴史あるシャンパーニュメゾン、ルイナールの協力があります。ルイナールは1729年に創設された世界最古のシャンパーニュメゾンで、「シャンパーニュの宝石」と呼ばれる代名詞的存在です。シャンパーニュ地方の最高品質のブドウを用いたその作品は、清らかさ、繊細さ、上品さを追求し続けています。
ルイナールは、アートとの結びつきも強く、かつてはアールヌーボーの巨匠アルフォンス・ミュシャに依頼し、シャンパーニュブランドとしてポスターを作成しました。今もなお、アートの振興に尽力し、30以上のアートフェアに協賛しています。𠮷田氏の個展もその一環として位置づけられています。
𠮷田多麻希氏のアートスタイル
𠮷田氏はコマーシャルフォトグラファーとしても活動しながら、2018年から自然と人間との関係性について深く考察しています。彼の作品は、遠い問題として捉えがちな自然環境の問題に対して、身近な視点からアプローチしています。特に、生活排水や野生動物との事故をテーマにしたプロジェクトでは、人間の意識や無意識な行動に疑問を投げかけ、新しいバランスを模索する姿勢が見られます。
𠮷田氏は、「Ruinart Japan Award」を受賞するなど、アート界でも高い評価を受けています。フランスでのアーティスト・レジデンシー・プログラムに参加し、その経験を基に新たな作品も発表予定です。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2025
KYOTOGRAPHIEは、世界屈指の文化芸術都市・京都で行われる国際的な写真祭として、今年で13回目を迎えます。今年のテーマは「HUMANITY」で、人間の営みの多様性と複雑性を強調しています。𠮷田氏の作品は、そのテーマと見事に結びつき、観覧者に新たな視点をもたらすことでしょう。
今年のKYOTOGRAPHIEは、京都のさまざまな名所を会場として、国内外のアーティストによる展示が行われます。𠮷田氏の個展を含む多彩なプログラムを通じて、アートとシャンパーニュの美しさを楽しめる貴重な機会です。
ぜひこの機会に「土を継ぐーEchoes from the Soil」を訪れ、𠮷田多麻希氏の作品とルイナールのシャンパーニュが織り成す、自然との新たな関係を探求してみてください。