日本の伝統工芸を未来へつなぐ「DENTOサポートプログラム」
日本には数千年にわたり育まれてきた伝統工芸がありますが、その存続が今、大きな危機に直面しています。近年、生活様式の変化に伴い、伝統工芸品の需要が減少し、次世代の職人不足が深刻化しています。このような背景のもと、株式会社DENTOは「DENTO伝燈」を通じて、日本の伝統工芸の文化を再活性化し、未来に継承していくことを目指しています。
DENTO伝燈とは
DENTOは、日本の職人と海外の富裕層観光客をつなぐ特別な旅行体験を提供する事業です。旅行者は мастер(職人)と直接会い、彼らの技術や情熱を理解することができ、さらにその商品を購入することで支援につながります。このプロジェクトは、「サポートツーリズム」という形で、地域の文化と経済に貢献することを目指しています。
旅行事業の収益の一部は、特定非営利活動法人DENTOに投資され、伝統工芸の担い手を支援する活動にも活用されます。このようにDENTOは、地域や社会にポジティブな影響を与え、持続可能な発展を促す取り組みを行っています。
第2回DENTOサポートプログラム
2024年から実施される第2回DENTOサポートプログラムでは、次世代の職人たちを支援するための具体的な取り組みが行われます。以下のようなプログラムが用意されています。
1.
若手職人支援(弟子育成)プログラム
次世代の職人を育成するため、意欲のある法人や団体に対して、最大180万円の支援金が提供されます。このプログラムを通じて、若手の職人が成長し、伝統技術が継承されることが期待されています。
2.
DENTOアワーズ
-
工芸アワード
伝統工芸の次世代に相応しい商品や作品が表彰され、贈られる賞金は30万円です。
-
クリエイティヴ・アワード
新商品アイデアを提案する法人や団体も支援され、同様に30万円が進呈されます。
これらのプログラムへの応募は2025年5月27日から6月30日まで受け付けられ、受賞者は7月下旬に発表される予定です。
説明会・事例発表会の開催
また、5月27日と28日には京都と東京で、それぞれ公開の説明会や事例発表会が行われます。DENTOとNPO法人DENTOの役員が直接、参加者に対して、事業の詳細や昨年度の成果を報告し、本年度のプログラムについての説明を行います。参加を希望される方は事前に申し込みが必要です。
リアル会場での参加に加え、オンラインでの参加も可能ですので、遠方の方でも気軽に参加できます。興味のある方はぜひこの機会に、日本の伝統工芸の未来に向けたサポートの輪に参加してみてはいかがでしょうか。
DENTOの思い
DENTOの代表であるアヴィ・ルガシは、伝統工芸の持つ魅力を広め、日本の文化が次の世代へと受け継がれることを心から願っています。彼の下、多くの専門家が集い、伝統工芸の国際的な展開や新たな市場開拓に向けた努力をしています。私たち一人ひとりがこの運動に参加することで、日本の伝統文化を豊かにし、次世代へと継承する一助となるのです。
日本が誇る素晴らしい文化遺産を未来に引き継ぐために、DENTOはこれからも歩み続けます。