エコとエンタメが融合する新たな取り組み
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、廃食油を再利用した照明プロジェクト「グリーン・ストリート・イルミネーション」を2025年11月18日からスタートします。このプロジェクトは、同パークのCSRスローガン「LOVE HAS NO LIMIT」の一環であり、未来の世代に笑顔を届けることを目指しています。
廃食油から生まれたイノベーション
パーク内のレストランで使用されたポテトの揚げ油などの廃食油を精製し、100%バイオディーゼル燃料として活用するこのプロジェクトは、USJとして初の試みです。昨年11月には、同じくバイオディーゼル燃料を5%混合した軽油がアトラクションの「ジョーズ」のボートエンジンで使用されましたが、今回はより高いレベルでの再利用が実現します。
この取り組みは、限りある資源を有効に活用し、環境負荷を軽減するための「循環型社会推進プロジェクト」の一部でもあります。廃食油は、不純物を取り除かれた後、80%がバイオディーゼル燃料に変わり、パーク内でのエネルギー資源として活用されるのです。
グリーン・ストリートの魅力
「グリーン・ストリート」は、家庭向けの緑豊かなエリアとして設計され、イルミネーションの光で装飾されます。このプロジェクトは、猛暑を緩和し、地域への愛を深める目的で立ち上げられたもので、点灯イベントは毎年の冬のシーズナルイベント「ユニバーサル・クリスマス・ジョイ」にも関連しています。2025年11月18日からの間、ゲストたちはこの美しい光景を楽しむことができ、一年を通じて点灯が続く予定です。
循環型社会の実現に向けた努力
USJでは、「循環型社会推進プロジェクト」を通じて、環境への配慮がなされた事業を実施しています。例えば、食品廃棄物を減らすために、生ゴミ処理機を導入し、廃棄物を液肥として再利用。さらに、工事シートをアップサイクルし、バッグとして再生する取り組みなども行っています。
これらの努力は、単なるエンターテイメントの枠を超え、地域社会における環境貢献へと広がります。
環境への愛を形に
「LOVE HAS NO LIMIT」というスローガンのもと、USJは限りない愛を持って社会貢献活動を展開しています。地域貢献、インクルージョン、環境をテーマにした様々な取り組みを行い、ゲストにエンターテイメントの楽しさとともに意識を呼び起こす機会を提供しています。
今後も新たな再利用の試みが進む中で、USJの魅力と環境意識を両立させた取り組みを楽しみにしているファンも多いことでしょう。時間を超えたエンターテインメント体験とともに、持続可能な未来への一歩を踏み出す姿勢は、他のテーマパークの模範ともいえるのではないでしょうか。
ぜひ、このイルミネーションを見に訪れて、環境にも優しいエンターテイメントの新しい形をご体験ください。