留学生のためのキャリア形成をサポートするインターンシッププログラム、全国の大学へ拡大
日本に留学する外国人学生のキャリアサポートを目指す、一般社団法人Transcend-Learningが新たに提供する「キャリア教育一体型インターンシッププログラム」が注目されています。このプログラムは、文部科学省が認定した留学生就職促進教育プログラムに基づき、既に10以上の大学で実績を重ねたものです。この取り組みが更に全国の大学に拡大することが、留学生にとっての新たなチャンスを提供します。
プログラムの特色
本プログラムでは、外国人留学生が実際のビジネス課題に取り組みながら、チームでの協力を通じて課題解決能力を培います。具体的なプログラム内容としては、外国人向けの防災マネジメントや京都ブランドのプロモーション戦略など、多岐にわたるプロジェクトが含まれています。これにより、学生は日本のビジネスの現場において即戦力となるための実践的な知識と経験を得られます。また、参加企業のニーズに応じて、実施形式を対面、オンライン、ハイブリッドから選択可能で、柔軟な対応がなされています。
さらに本プログラムは、日本語および英語の両方に対応しているため、多様なバックグラウンドを持つ学生が言語の壁を感じることなく参加できる環境が整っています。この点が、留学生にとって大きなメリットとなるでしょう。
大学の負担を軽減するサポート体制
Transcend-Learningは、大学が手間をかけずに質の高いインターンシップを実施できるよう、包括的なサポート体制を築いています。企業との連携やプログラム運営をすべて同法人が担い、大学に求められるのは参加学生の告知・募集に協力するだけです。これにより、大学は留学生のキャリア支援に特化した教育提供が可能になります。
また、プログラムに参加する学生には、国家資格を持つキャリアコンサルタントとの個別面談も提供され、キャリア形成を一人ひとり丁寧にサポートします。
多様性を促進する協働環境
本プログラムでは、他の大学の学生も受け入れ、日本人学生と外国人留学生が一緒にチームを組んで課題に取り組むことができます。これにより、学生は異なる文化や価値観に触れ、多角的な視点や異文化理解力を自然に養うことができます。
2025年度には、100名以上の学生がこのプログラムに参加し、20チーム以上によるインターンシップを実施しました。その結果、参加した学生から高い評価を受け、95%以上が他の学生に推薦する意向を示しています。
特別な受賞制度とそのメリット
このプログラムでは、最終発表会において特に優れた提案を行ったチームや個人に対し、「DJ (Diversity Jamming) AWARD」が授与されます。この受賞歴は、参加学生にとって就職活動時の強力なアピールポイントとなります。企業の経営者や人事担当者から直接評価を受けることで、特別な選考ルートや内定へとつながる可能性も広がります。
また、大学も、学生の受賞を通じて教育の質を証明し、対外的な評価向上に貢献します。このような取り組みを通じて、Transcend-Learningは留学生の就職率を大幅に引き上げることに成功してきました。
結論
一般社団法人Transcend-Learningは、留学生が日本社会で活躍できるよう、求められるスキルや経験を積む機会を提供し続けています。国際交流イベントやキャリア支援を通じて、留学生と日本の企業の架け橋として重要な役割を果たしている同法人の活動から、ますます目が離せません。