再生医療の未来を考えるHVC KYOTO 2025ビジネスシンポジウム開催!
2025年12月9日、京都リサーチパークで「HVC KYOTO 2025再生医療ビジネスシンポジウム」が開催される。このシンポジウムは、再生医療をテーマにした基調講演や産官学のキーマンによるパネルディスカッションが行われるもので、参加者に新たなビジネスのアイデアやネットワーキングの機会を提供する。
HVC KYOTOの背景
ダイナミックなビジネスを創出することを目的としたHVC KYOTOは、今年で10周年を迎える日本最大のヘルスケア分野特化型イノベーションプラットフォームで、多くのスタートアップが参加している。
2023年には、約340名が参加したDemo Dayが開催され、22社がプレゼンテーションを行った。これに続く形で行われるこのビジネスシンポジウムは、再生医療を中心にさらなるイノベーションを促進することを目指している。
シンポジウムの内容
「再生医療ビジネスのための細胞バイオテクノロジーを本音で語り合う」をテーマに、以下のプログラムが予定されている:
- - 京都大学の田畑泰彦教授による基調講演「細胞に対するバイオテクノロジーとして再生医療を見てみよう」
- - 三洋化成工業の川端慎吾氏による「機能性タンパク質シルクエラスチンを用いた医療機器開発について」
- - 耳鼻咽喉科の専門家、愛媛大学の羽藤直人教授による「耳鼻咽喉科領域の再生医療」
また、経済産業省や国立医薬品食品衛生研究所、株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリングの専門家が参加し、再生医療関連ビジネスのパネルディスカッションが行われる。
参加者の募集
参加費は無料で、定員は200名。事前申込が必要であり、申し込みは2025年12月7日まで受け付けている。製薬・バイオ・モノづくりに関心のある企業の方々や、ライフサイエンス分野での異分野連携に興味がある方々はぜひ参加を検討していただきたい。
HVC KYOTOの意義
HVC KYOTOは、ヘルスケア領域に革新的な技術を持つスタートアップと、事業会社やベンチャーキャピタル等との連携を支援することで、新たなビジネスの創出を図っている。10年間で194件のスタートアップが採択され、総額805億円以上の資金調達を実現している。これにより、多くのスタートアップが画期的なプロジェクトに成功し、新たな市場を開拓している。
京都リサーチパークの役割
京都リサーチパークは、全国初の民間運営によるサイエンスパークとして1989年に設立され、現在では510組織が集まり、イノベーションを促進するための交流の場として広く認知されている。新たな事業の創発とともに、未来の医療を支える多くのプロジェクトが進行しており、今回のシンポジウムもその一環として位置づけられている。
今後、再生医療の発展が期待される中、HVC KYOTO 2025ビジネスシンポジウムは、専門家や企業が集い、共に学び、議論を交わす貴重な機会である。自分自身のビジネスの可能性を広げるためにも、ぜひ参加してみてはいかがだろうか?