関西万博2025での特別イベント
2025年5月3日、大阪・関西万博の関西パビリオン多目的エリアにて、株式会社伊と幸が主催する「EXPO2025関西パビリオンITOKO【Kimono-Violin】着付けショー」が開催されます。このイベントでは、テンプル大学ジャパンキャンパス京都で学ぶ外国人学生が着物モデルとして登場し、和装の美しさを紹介します。
日本の伝統美の魅力
このステージショーでは、着付師の徳田敦子と彼女の妹であるヴァイオリニストの徳田雅子による「装×奏」が実現します。日本の伝統文化である着物の着付けパフォーマンスと、生演奏が融合し、観客に新たな感動を届けることを目指しています。
日本の着物文化は、残念ながら現在では輸入に依存している部分が多く、99.86%の原材料が外国からのものとなっています。しかし、今回のショーでは、純国産の「松岡姫」を使用した白生地に小室庵のロウケツ染めを施した美しい着物が披露されます。これは、日本の着物文化を守ろうとする取り組みの一環でもあり、参加する学生たちに日本文化の理解を深める貴重な機会となります。
「装×奏」のコラボレーション
ステージでは、音楽と視覚の両面から日本の美しさを堪能できます。オープニングでは、ヴァイオリンの生演奏に合わせて、日本の自然や養蚕の風景を映した映像が流れる予定です。そして、外国人学生が着物を身に纏い、それに合わせた生演奏が行われます。このように、日本の文化を体験できる場は尚更、国際色豊かなイベントとなることでしょう。
講演中に登場するモデルたちは、事前に伊と幸の「絹の白生地資料館」での体験を経て、美しい着物を身に着けることになります。ここでは、絹の成り立ちや京友禅の染色体験に加え、実際の着物制作を体験しています。このような活動を通じて、着物や絹に対する理解を深めるとともに、学生たちの国際的な交流を促進する狙いがあります。
イベントの詳細
- - 日時:2025年5月3日(土)13:00~13:30
- - 場所:大阪府大阪市夢洲 関西パビリオン多目的エリア
- - 参加モデル:テンプル大学ジャパンキャンパス京都の外国人学生
- - 演奏者:ヴァイオリニスト 徳田雅子(妹)と着付師 徳田敦子(姉)
このイベントでは、参加者に着物の美しさ、そして日本の文化を体験してもらうことが目的です。特に、外国人の学生が和装モデルとして登場することで、日本文化の魅力がより一層伝わります。
発信の意義
株式会社伊と幸は94年の歴史を持つ和装用白生地の老舗で、着物の生産工程を維持するために努力しています。イベントに参加することで、着物を生産する未来を切り拓くための意義も大きいと言えるでしょう。日本の文化を次世代に継承していくため、さらなる驚きを感じてもらうイベントとなることが期待されています。皆様のご来場を心よりお待ちしております。