KPMGコンサルティングが京都にオープンイノベーションセンターを設立し未来の人材育成へ

京都に誕生した新たなイノベーションの拠点

近年、地域の活性化や新産業の創出が求められる中、「アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都」を拠点に、KPMGコンサルティングが新たにオープンイノベーションセンターを設立しました。このセンターの使命は、京都府内でスマートシティを推進していくための人材育成や事業創発に取り組むことです。

アートとテクノロジーの融合を目指して

「アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都」(通称: ATVK)は、アートとテクノロジーを基盤にしたオープンイノベーションの場として、企業や個人が連携しながら新たなビジネスや理念を模索することを目的としています。この施設は、地域の資源を活かし、多様なテーマでの協働が可能な環境を整えることで、新たな産業の創出や人材育成を目指しています。

ATVKの中には、交流棟やクリエイティブスペース、実証スペース、アートコラボスペース、そして企業サイトの5つのエリアが用意されています。それぞれのスペースでは、高度な技術や独自のアートが集結し、イノベーションの種を育む環境として機能します。

スマートシティの実現に向けた取り組み

KPMGコンサルティングは、これまでも一般社団法人京都スマートシティ推進協議会のアドバイザーを務め、地域の企業、自治体、大学、研究機関との協力を進めてきました。また、自動運転技術などの次世代モビリティの導入を推進し、京都の経済の活性化に寄与してきました。これにより、さまざまな視点を持つ人材の育成が進められています。

最近開設されたオープンイノベーションセンターでは、異なる分野の知識・スキルを持つ人々が自由に交流し、スマートシティの推進に必要な新しいアイディアやビジネスモデルを生み出す環境が整備されています。

未来を見据えた人材育成プログラム

センターでは、オープンイノベーションプログラムや社会課題解決を目指すワークショップが計画されています。その第一弾として、2025年8月28日には「ATDB（アート、テクノロジー、デザイン、ビジネス）の交差する『イノベーションビオトープで生み出す未来志向型人材』とは？」をテーマにしたイベントが開催予定です。これは、クリエイティブ人材の育成に対する新しいアプローチを探るための重要な機会となるでしょう。