深地宏昌の個展「10 Years of Plotter Drawing」
京都の中心地に位置するMON GALLERY AND WINE BARにおいて、2025年11月22日から深地宏昌の個展「10 Years of Plotter Drawing」が開催されます。この展示は、プロッターを用いたアート表現が10年間にわたり探求されてきた成果を示すものであり、デジタルとリアルの境界を探りながら、観る者に新たな視点を提供します。  
 プロッタードローイングの魅力
「Plotter Drawing」と呼ばれる手法は、深地の独自の研究によるもので、プロッターという機器を使って生成される偶発的な表現に特化しています。これまでの展覧会での成果と新作が交差する本展では、特に注目されるのが「OnWood」シリーズです。  
このシリーズでは、グラデーション染めを施したヒノキの板に、プログラミングを用いて描かれた木目のグラフィックが特徴です。この作品は、自然が生み出した木目と、人工が作り出した模様が重なり合い、デジタルな表現と自然の美が見事に融合している様子を垣間見ることができます。  
 多彩な作品群
深地の個展では、他にも「SPUR」シリーズや「Poly & Arc」シリーズなど、異なる素材や筆材で描かれた多様な作品が並びます。これらは、グラフィックの持つ可能性の広がりと深さを体感できる貴重な機会であり、様々なアプローチでアートが描き出されている姿を目の当たりにすることができます。  
 深地宏昌のプロフィール
1990年に大阪府で生まれた深地宏昌は、視覚表現を研究するデザインとグラフィックの専門家です。彼は、現在「DIGRAPH」というクリエイティブスタジオを運営しており、その中で新しい表現方法を模索し続けています。彼の作品は、カンヌライオンズやニューヨークTDC賞など、数多くの賞を受賞しており、その実力・影響力は国際的にも評価されています。  
 個展の詳細情報
本展は2025年11月22日から12月7日まで開催されます。初日の22日、さらに翌日23日・24日には深地自身が在廊し、アートに対する思いや技術について直接解説してくれる貴重な機会です。  
会場は、京都市中京区のMON GALLERY AND WINE BAR。ここは、2002年に設立された株式会社エコノシスデザインが2023年にオープンしたギャラリーとワインバーが融合した新しい空間です。古いビルをリノベーションした独特の雰囲気の中で、深地の作品を楽しむことができ、アートと共にナチュラルワインを味わうこともできます。  
ぜひ、深地宏昌の独創的なアートの世界に触れに、MON GALLERYを訪れてみてはいかがでしょうか。新しい視覚体験があなたを待っています。