『荒木悠Reorienting』
2025-09-04 14:39:23

時を超えて出会うアートの旅『荒木悠Reorienting』展が京都で開催!

2025年の新たなアートの展覧会『荒木悠Reorienting』



2025年10月7日から12月7日まで、京都国立近代美術館では、特別展『キュレトリアル・スタディズ16:荒木悠Reorienting ―100年前に海を渡った作家たちと―』が開催されます。この展覧会は、アーティストで映画監督の荒木悠氏が手がけるものであり、彼の独特な視点から見た文化の交流やアートの意味を捉えた作品群が展示されます。

展示の背景とテーマ


荒木悠氏は3歳のときに初めてアメリカへ渡り、異文化との関わりを持ち始めました。彼は、言葉が通じない中で絵を通じて友人たちとコミュニケーションを図り、後に美術作家として活躍することになります。新旧の作品を通じて、彼は国と地域を超えた視点で文化の摩擦や歴史の物語を探求しています。

本展では、荒木の新作を含む4点の映像作品に加え、京都国立近代美術館のコレクションにある日系移民作家の作品が紹介されます。国吉康雄、石垣栄太郎、野田英夫の作品も交えながら、移動や越境、表現の関係が掘り下げられます。特に、彼らが直面した歴史的背景と現在の状況がいかに結びついているのかを考えさせる内容になっているのです。

展示内容の見どころ


本展の特徴は、初公開となる新作映像を含む4点の作品展示です。荒木悠氏は、2025年の夏にポルトガルと日本で撮影した新たな映像を公開し、さらには彼が22才で発表した短編映像も含まれています。また、国吉康雄、石垣栄太郎、野田英夫の作品全14点も一堂に展示され、彼らの写真や絵画を通じて歴史的な視点が生き生きと蘇ります。

展示空間自体も、荒木の視点に基づいて、新たな形で再編成される予定です。アルフレッド・スティーグリッツやドロシア・ラングの作品も組み合わさり、それぞれの視点による解釈の幅が広がります。これは、過去と現在の境界を問い直す重要な機会になるでしょう。

充実したイベントプログラム


展覧会期間中には、荒木悠氏自身によるアーティスト・トーク「信頼できない語り手」が行われます。このトークは2025年10月25日(土)に開催され、参加は無料ですが、先着80名に限られています。また、ギャラリートークはインスタライブで配信され、展覧会の背景についての理解を深める機会となることでしょう。

ミニカタログも11月中旬から販売予定で、今回の展覧会の内容をさらに深く知りたい方に向けて、貴重な資料が提供されます。

開催概要とアクセス


  • - 展覧会名:キュレトリアル・スタディズ16:荒木悠Reorienting
  • - 会期:2025年10月7日(火)~12月7日(日)
  • - 会場:京都国立近代美術館(京都市左京区)
  • - 開館時間:午前10時~午後6時、金曜日は午後8時まで(特定日を除く)
  • - 休館日:月曜日(特定日は開館)
  • - 観覧料:一般430円、大学生130円、高校生以下無料。

アートと歴史が交差するこの貴重な機会、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。荒木悠氏が描く文化の奥深い物語に触れることができるでしょう。


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