ICA京都、新たな旅立ち
2025年度から新所長に片岡真実氏を迎え、ICA京都がアートの国際交流と教育活動に新しい展望を開くことが期待されています。4月3日には、京都河原町にて新ディレクター陣によるトークイベントが開催され、今後の活動方針が発表される予定です。
ICA京都は2020年に京都芸術大学大学院の付置機関として設立され、これまでアートの実践を通じてグローバルな現代芸術の動向と繋がることを目指してきました。片岡氏は、芸術活動の国際的な拡がりの中で、京都の歴史や文化を基盤としながら未来を切り開く考えです。
新所長のビジョン
片岡真実所長は、アートの教育活動にさらに力を入れることを明言しており、ICA京都は次世代の人材育成に貢献するプラットフォームとして機能することが期待されています。具体的には、アジア地域間での相互理解を深めつつ、国際シンポジウムやトークイベントを通じてグローバルなネットワークの構築を目指します。
特に、アジアスタディーズやグローバル・スタディーズの創設を通じて、次世代のアーティストやプロデューサーが育成されることが重要なポイントです。この動きにより、ICA京都はアジアの歴史的、地政学的文脈を理解し、グローバルなアートシーンにおける役割を果たしていきます。
トークセッションでの新たな発表
4月3日のトークセッションでは、ディレクター陣が一堂に会し、「リ・ポジショニング:京都、アジア、世界〜現代アートのエコシステムを考える」というテーマで議論を展開します。このイベントは、アートシーンの未来を考える貴重な機会です。
登壇者は新所長の片岡真実氏をはじめ、プログラム・ディレクターの堤拓也氏、特別プロジェクト担当ディレクターの金澤韻氏、エディトリアル・ディレクターの桐惇史氏と多彩な顔ぶれが揃います。トークの後には交流会も予定されており、参加者同士が意見を交わす機会となります。
ICA京都の主な活動
ICA京都は、大学院との連携を強化しつつ、国際的なトークイベントやシンポジウムを多数開催してきました。また、アジア地域のアーティストとの交流を図るプログラムも充実しており、国際的な視点からアートの生態系を見直すことに注力しています。
新たな教育プログラムや情報発信を通じて、ICA京都は京都と世界のアートシーンをつなぐ重要な役割を担うことになるでしょう。2025年度からの新体制に期待が高まります。
参加方法と予約
トークセッションは無料で参加でき、事前予約は不要です。定員は50名で、対面開催ですので、早めに会場に足を運んでみてください。新たなICA京都の方針や活動に興味を持っている方にとって、見逃せないイベントです。
- - 日時: 2025年4月3日(木)18:00-19:30
- - 会場: 京都河原町クエスチョンビル4F Community Steps
- - 登壇者: 片岡真実、堤拓也、金澤韻、桐惇史
このトークイベントを通じて、ICA京都の新たな挑戦と未来に触れることができる貴重な機会を楽しみにしていましょう。