京都の未来を描く
2025-07-09 11:56:25

学生たちが描く京都の未来を支援する第2回CECシンポジウムの模様

第2回CECシンポジウムが描く京都の未来



2025年6月22日、重要文化財である京都府庁旧本館にて行われた「第2回CECシンポジウム」は、観光の未来を学生たちと専門家、企業が共に考える貴重な場となりました。「Cultural Edu-tourism Council(CEC)」が主催し、約100名の参加者が集まり、大いに盛り上がりを見せました。

イベントの概要


今回のシンポジウムは、京都の文化と夏らしさに触れる体験を通じて、知的交流を図るイベントです。参加者は、京都の美しい着物を身にまとい、浴衣着付け体験などを通して、文化を身近に感じる機会を得ました。

  • - 日時: 2025年6月22日 10:00~18:00
  • - 会場: 京都府庁旧本館旧議場、正庁
  • - 主催: 株式会社ルゥルゥ商會
  • - 参加費: 無料(オリジナルうちわ、ランチ付き)

ピッチコンテストの熱気


シンポジウムの目玉部分であるピッチコンテストでは、京都府を拠点とする13組の学生チームが「新たな観光資源のカタチ」をテーマに創造的な提案を発表しました。参加したのは、立命館大学、龍谷大学、福知山公立大学、さらには高校生のチームも含められ、専門家からの審査を受けました。

グランプリには、龍谷大学の「かぶっと亀岡」が選ばれ、これは京都の伝統食材を生かした体験観光のアイデアが評価されました。具体的には、亀岡の地元野菜を用いた発酵や漬物体験を通じて、食品ロス削減や地域消費を促す内容となっています。

一方で、福知山公立大学の「クエッションツーリズム」は、インパクトのある発表で「EY Japan Most Innovative Award」を受賞。また、岩倉美結さんが発表した、宇治市和束町のお茶文化についての提案も「Kyoto Attraction Discovery! Award」を受賞しました。このように、学生たちのさまざまな視点からのアプローチは、今後の観光モデルに大きな可能性を秘めています。

学生たちの感想


コンテストに参加した学生たちは、互いに切磋琢磨し合いながら貴重な経験を積んだと口を揃えます。ネットワーク構築ができたことや、自分たちの知らなかった京都の新たな観光地を発見したことが大きな成果となったと反響がありました。

クロストークセッションでの議論


午後のプログラムでは、「京都と世界をむすぶ!学生×専門家クロストーク」と題した議論が展開されました。学生たちがモデレーターとなり、専門家との対話を通じて、それぞれの経験や知見を深める有意義な時間を過ごしました。留学を経験した日本文化の視点や、地域創生に向けた多様なアプローチが議論され、参加者の視野が広がりました。

京都の文化を五感で体感する体験


シンポジウムの中では、見て、触れて、味わうことをテーマにした文化体験も行われました。参加者は、浴衣の着付け体験や茶摘み、和菓子の試食などを通じて、京都の文化にまつわる多様な体験を享受しました。特に、「五感で京都を感じられた」という感想が多く寄せられ、着物文化の素晴らしさも再確認されました。

シンポジウムは、学生たちが地域とのつながりを育む学びの場となり、京都の未来を考える機会となったことは間違いありません。CECがこの活動を通じて、今後も学生と地域、企業の間に新たな橋渡しをしていくことを期待します。


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