特定技能業界を支える新たな連携
京都の地域経済における人材不足が深刻な状況にある中、株式会社ONODERA USER RUN(OUR)は、京都フィナンシャルグループの株式会社京都総研コンサルティング(京都総研)とビジネスマッチング契約を締結しました。この契約により、特定技能に関わる外国人材の紹介サービスが2025年9月1日より開始されます。
人口構造の変化と地域経済への影響
総務省によると、令和7年1月1日現在、日本の総人口は約1億2,433万人で、前年から約55万人も減少しています。この状況は、特に京都を含む地域経済に大きな影響を及ぼしています。日本人住民は長年にわたり減少を続ける一方で、外国人住民は約367万人に達し、増加傾向にあります。この人口動態は労働力不足を招いています。
特に、介護や医療分野では人手不足が顕著です。実際、京都市観光協会が実施した調査によれば、観光業を含む多くの事業者が人手不足を実感しています。このような状況から、地域産業を支えるための人材確保が急務となっています。
安心・安全な外国人材の採用
OURでは、外国人材の採用から育成、紹介、定着支援までを一貫して行う「OURストレートスルー」という独自のプログラムを提供しています。新たに、フィリピンのマリキナ市にも教育拠点「OUR BLOOMING ACADEMY」を開校し、現地での学習環境を整備しました。これにより、日本での就業を希望する人材に対して質の高い教育を施し、企業のニーズに応えます。
今回の契約締結により、OURは京都総研との連携を強化し、外国人材の就労先の紹介を行います。これは、京都および関西エリアにおける労働力不足の解消に向けた重要なステップです。さらに、受け入れ後の外国人材の地域定着も支援し、企業の成長や多文化共生社会の実現に寄与することを目指しています。
今後の展望
ONODERA USER RUNは、特定技能外国人材の紹介を通じて、地域課題の解決や全国での就労機会の創出を目指します。また、京都総研との連携を強化することで、より多くの企業と外国人材を結びつけ、ビジネスマッチングの拡大を図っています。
このように、ONODERA USER RUN及び京都総研コンサルティングの取り組みは、地域経済の活性化と外国人材の雇用機会の創出に大きく貢献することでしょう。今後の活動に注目が集まります。