クラスとSBI新生銀行の提携
2025-08-19 12:17:24

循環型ビジネスを推進するクラス、SBI新生銀行からの融資を実施

循環型ビジネスを推進するクラス、SBI新生銀行からの融資を実施



2023年、株式会社クラス(東京都目黒区)がSBI新生銀行から成長支援ローンという形で資金調達を行ったことで、同社の循環型経済に寄与するビジョンや事業展開が加速することが期待されています。クラスは、「”暮らす”を自由に、軽やかに」を中心に展開するインテリア関連サービスを通じて、持続可能な社会を目指しています。

クラスのビジネスモデルとサービス



クラスは、個人向けには家具・家電のレンタルやサブスクリプションサービス『CLAS』を提供。法人向けにはオフィス構築や移転支援の『CLAS Biz』、さらには不動産物件のインテリアコーディネートを行う『CLASホームステージング』など、様々なサービスを手掛けています。これにより、消費者は物を「借りる」「返す」「買う」といった新たな選択肢を持つことができ、サステナブルなライフスタイルを享受できるようになります。

さらに、返却された商品はリペアやクリーニングのプロセスを経て再利用され、資源の無駄を省く取り組みを行っています。これにより、環境への負担を軽減し、廃棄物の削減にも貢献しています。実際、環境省の実証事業においては、従来の売り切り型ビジネスと比較して、CO2排出量を36%、廃棄物発生量を38%抑える効果が確認されています。

融資の背景と目的



今回の成長支援ローンは、クラスの社会的意義に共感したSBI新生銀行が提供したもので、幅広い目的での資金使用が可能なため、事業のさらなる拡大に貢献することが期待されています。クラスは、この融資を活用して耐久消費財の循環型エコシステムを構築し、より多くの地域へサービスを提供する計画です。これにより、利用者は選択肢の幅を広げ、サステナブルなライフスタイルを享受する機会が増えます。

SBIグループは、融資だけでなく、協力関係としてエクイティ投資や機材調達ファイナンスなど、様々な角度からクラスの成長を支援しています。このような多面的な支援により、クラスはさらなる事業推進を図っていく方針です。

担当者のコメント



SBI新生銀行のベンチャービジネス部部長代理である横町知久氏は、「クラスの先進的な取り組みと実行力を高く評価し、融資に至った」と語ります。彼は、循環型ビジネスは社会において非常に重要な意義を持つ一方、構築・運営が難しい領域であるとしつつも、クラスがその挑戦を高いレベルで実現している点を絶賛しています。

また、クラスの戦略財務室室長原巧氏は、「この柔軟な融資はクラスの成長を後押しするものであり、サーキュラー・エコノミーのさらなる推進に繋がる」と強調しています。

今後の展望



クラスは、具体的なサービス展開地域として東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、京都府、兵庫県を挙げており、今後もマーケット拡大を目指しています。また、SBIグループとの連携をさらに強化し、持続可能で強固なビジネスモデルを一層強化することで、サステナブルな社会の実現に向けて邁進するとしています。

こうしたクラスの取り組みは、個人や法人のライフスタイルに革命をもたらし、持続可能な未来を築く一助となることでしょう。今後の発展に期待が寄せられます。


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