経済安全保障の提言
2025-07-03 17:59:28

IVS2025で未来の経済安全保障を語る—スライスチーズが提案するサプライチェーン対策

IVS2025で語られた経済安全保障とサプライチェーン対策



2025年7月3日、京都の「みやこめっせ」で行われたスタートアップカンファレンス「IVS2025 Kyoto」は、多くの注目を集めました。このイベントにおいて、株式会社スライスチーズの代表取締役である岩城拓海氏が登壇し、日本の経済安全保障とサプライチェーンに関する重要な課題を提起しました。

壁を越えるサイバーセキュリティ



近年、日本政府は経済安全保障の強化に向けた政策を進めていますが、その中でも特に大きな課題となるのがサプライチェーン全体のサイバーセキュリティです。実際、最近のデータでは取引先や発注先から派生するセキュリティインシデントが38%を占めており、この問題はますます严峻になっています。岩城氏は、これらのリスクに対抗するための具体的な手立てとして、自社が開発した「SecureKernel(セキュアカーネル)」というセキュリティフレームワーク自動診断ツールを挙げました。

SecureKernelの具体的な利点



スライスチーズが提供するSecureKernelは、NISTやISO規格に準拠したリスク評価を低コストで行うことができるため、特に国際調達や防衛関連の企業にとって極めて有用です。このツールを利用することで、サプライチェーンのセキュリティ強化を図り、その結果、デュアルユーススタートアップの増加への貢献も期待されています。

セキュリティ評価の自動化



同セッションでは、経済安全保障の強化に向けたサプライチェーン評価の自動化も強調されました。経済産業省が策定中の「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」にも対応可能なサービスを発表し、国内のサプライチェーンセキュリティの向上を目指す取り組みが紹介されました。これにより、企業はより効率的にリスクを管理し、セキュリティ対策を進めることができるでしょう。

無料リスク評価を実施中



現在、スライスチーズでは無料でセキュリティリスクの評価を行うキャンペーンが実施されています。企業の現状を把握し、今後の対策のロードマップを明確にする良い機会となるでしょう。これに申し込むことで、オンラインでのヒアリングを通じて簡易レポートが提供され、優先すべき改善点も明示されます。

企業としてのビジョン



株式会社スライスチーズは、全ての組織が適切なコストでセキュリティ対策を講じられる社会を目指しています。人材不足が課題となる中でも、自社のプロダクトを駆使してセキュリティ業務の自動化と最適化を進め、多くの企業がセキュリティ対策を導入しやすくしていく方針です。教育やリソースの面でサポートを受けることで、より多くの企業が安心して事業を展開できる環境を整えていくことが求められています。

まとめ



IVS2025における岩城氏の発表は、ただの提案にとどまらず、実際の問題に対する解決策を示唆するものでした。企業のセキュリティ対策の一環として、スライスチーズが提供するツールやサービスを活用することは、未来のビジネス環境をより安全にするための第一歩となるでしょう。


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