休むことを考える地域づくりイベントが京都で開催
2025年11月22日、京都経済センターにて、「休むこと」の重要性とその実現に向けた地域づくりについて考えるイベントが行われます。このイベントは、認定NPO法人かものはしプロジェクトと京都市ユースサービス協会の共催で、若者支援の現場から孤立を防ぐ地域のあり方を見つめ直します。
開催の趣旨と背景
近年、日本ではヤングケアラーや、家庭環境に問題を抱える若者が増加しています。彼らが「休む」ことができる場所が必要とされ、京都市ユースサービス協会が運営する「おりおりのいえ」はその役割を果たしています。「おりおりのいえ」は、開所から2年間で1,000人以上の若者が利用するなど、その必要性が高まっていることを示しています。
このイベントは、「おりおりのいえ」の2周年を記念し、その活動の成果を振り返りつつ、今後の地域社会における若者の居場所づくりの意義を共に考える場となります。
直面する課題
現在、多くの若者が家から離れて「休む」必要性を抱えています。このイベントでは、以下のような課題に向き合います:
- - 休むことができる場所が不足している現状
- - ヤングケアラーや家庭に安心できない環境を持つ若者への支援方法
- - 地域でのサポート体制を強化するためのアイデア
- - 寄付や協賛を通じた持続可能な居場所の確保
「おりおりのいえ」の紹介
「おりおりのいえ」は、最長3泊まで宿泊できる若者のための居場所です。この場所は、支援や保護ではなく、単に「安心して過ごせるもうひとつの家」を提供しており、利用者は食事をとることができ、ただ「休む」時間を大切にできます。近年では、自らの判断でここを訪れる若者も増え、自身の力で助けを求める姿勢が見られるようになっています。
イベント情報
日時: 2025年11月22日(土) 10:00〜11:30 (開場9:45)
会場: 京都経済センター 6階
参加費: 無料
定員: 40名(先着順)
プログラム内容(予定):
- - 全国ネットワーク「えんじゅ」の取り組み
- - おりおりのいえの2年間の進捗
- - クロストーク
オプション企画:
12:00〜13:00(希望者のみ)
- - 中央青少年活動センター見学
- - 対話セッション「若者を孤立させない地域づくり」
対象者: 若者支援・教育・福祉関係者や地域での居場所づくりに関心のある市民、寄付・協賛を検討している方
主催: 認定NPO法人かものはしプロジェクト
共催: 公益財団法人京都市ユースサービス協会
申し込み方法
参加希望の方は、こちらのURLよりお申し込みください:
かものはしプロジェクト イベントページ
登壇者紹介
本イベントでは、京都市ユースサービス協会のケア事業担当の竹田明子や、活動に関与しているスタッフが登壇し、実際の経験や活動成果を共有します。モデレーターは、かものはしプロジェクトの鳥居真樹が務めます。
かものはしプロジェクトの使命
認定NPO法人かものはしプロジェクトは、全国のアフターケア団体をつなぐネットワーク「えんじゅ」を運営し、親や家族に頼れない若者への支援を行っています。この全国活動報告ツアーの一環として開催される本イベントも、地域社会でのつながりを深め、孤立を防ぐための重要な機会となることでしょう。
お問い合わせ先
本件につきましては、認定NPO法人かものはしプロジェクトまでお願いいたします。とても重要なテーマであるこのイベントに、ぜひご参加ください。