日本の予防歯科を支える取り組みの紹介
近年、医療の現場では病気の治療から予防へとシフトする動きが加速しています。特に、歯科においては予防歯科の重要性が注目されています。その中心に立つ会社が、京都府に本社を置く株式会社conpath.です。代表取締役の吉岡沙樹氏は、予防歯科の普及を目指し、その必要性を国民や医療関係者に訴えています。
予防歯科の現状と課題
日本の予防歯科受診率は10%未満に留まっていますが、これに対してスウェーデンの受診率はなんと90%。日本が40年以上もこの先進国に遅れをとっている現状は、深刻な課題です。振り返ると、1970年代にスウェーデンでは予防歯科の重要性が確認され、政府による受診義務化が導入されました。その結果、国民に予防歯科が根付いたのです。
日本では、70歳時の残存歯数が16.5本であるのに対し、スウェーデンでは20本を超えています。これにより、日本における歯周病罹患率は55歳以上で55%から60%と高く、歯周病が全身疾患、例えば糖尿病や動脈硬化、がんなどを引き起こすリスクを増加させることが多くの研究で明らかになっています。
予防歯科の意義
では、予防歯科がどのように社会に寄与するのでしょうか。以下の3つの点がその重要性を示しています。
1.
全身疾患の未病予防
歯周病は糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞などの全身疾患を引き起こす可能性があります。早期に予防や治療を行うことで、健康寿命が延びると考えられています。
2.
医療制度の維持
定期的な歯科受診は医療費を削減することができるため、少子高齢化が進む日本の国民皆保険制度の維持に不可欠です。
3.
幸福度の向上
食文化が豊かな日本において、残存する歯の数が多ければ多いほど、幸福度が向上します。歯が20本あれば、さまざまな食事が楽しめます。
会社の取り組み
株式会社conpath.は、予防歯科の普及に励みながら、歯科医院の経営を安定させるための支援も行っています。吉岡氏は、自らの経験を基に、患者数を600人から1100人に増加させたノウハウを全国の歯科医院に提供しています。その方法は、定期的に来院する患者を増やすことに焦点を当てたもので、メンテナンス重視のアプローチが特徴です。
また、スタッフマネジメントや人事評価制度の整備も行い、歯科衛生士の地位向上にも寄与しています。吉岡氏は、歯科衛生士の働き方改革が重要であると述べており、医療の未来を変える可能性を信じています。
最後に
「April Dream」は4月1日に企業が実現したい夢を発信するプロジェクトです。株式会社conpath.も、予防歯科の重要性を広める夢を本気で実現しようとしています。この動きは、日本全体の健康と医療の未来にも大きな影響を与えるでしょう。
私たちは、予防歯科という新しい医療の形を通じて、より健康で幸せな社会の実現に向けて歩んでいます。