デジ選が受賞
2025-10-15 14:13:51

京セラ電子投開票システム『デジ選』がグッドデザイン賞を受賞

京セラ電子投開票システム『デジ選』がグッドデザイン賞を受賞



京セラ株式会社の電子投開票システム『デジ選』が、公益財団法人日本デザイン振興会の主催する2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。このシステムは、投票の公平性を追求し、全ての人が簡単に投票できる手段を提供することを目的としています。また、審査員の個人的な選びも受けたことによって、さらに注目を集めています。

『デジ選』の革新性とデザインの特徴


『デジ選』アプリは、特に誤記による無効票を防ぐ設計になっています。これにより、投票作業が円滑に進行するだけでなく、高齢者や障害者など、通常の書き込みが難しい方々にとっても使用しやすいデザインが求められました。以下にその主な特徴を紹介します。

1. シンプルで明確なインターフェイス
年齢や性別にかかわらず、誰でも簡単に操作できるように、文字やボタンは大きく表示されています。操作の回数も最小限に抑えられており、候補者の名前を選ぶだけで投票が可能です。

2. フレキシブルなレイアウト
候補者の数や名前の長さに応じて、画面レイアウトが自動的に調整されます。これにより、公平性が強調され、候補者が多い場合には五十音表を利用しての絞り込み検索も容易です。

3. 安全で効率的な開票機能
投票データは外部記録媒体から直接読み込まれ、自動で集計されます。このプロセスは、人為的ミスを減少させ、開票作業の効率化も図っています。

4. 高い安全性と信頼性
『デジ選』はスタンドアローン方式を採用し、ネットワークを使用しないためサーバーのトラブルリスクが軽減されています。この安全対策によって、外部からの不正アクセスを防ぐこともできます。

審査委員からの評価


審査委員からは、電子投票のメリットが際立っているとの評価を受けています。特に開票の手間や投票のスピード改善が期待される一方、実施例が少ないことも指摘されました。技術の発展に伴い、次回の地方選挙では多くの自治体が『デジ選』を採用すると期待されています。

「私の選んだ一品」セレクションについて


2025年度のグッドデザイン賞では、96名の審査員が個々の好みや気になる受賞デザインを選出するイベントが行われています。『デジ選』もその中のひとつとして紹介され、会場では多くの人と意見を交換できる機会が設けられています。

展示会の情報


『デジ選』が展示される会期は、以下のようになります。
  • - 1期:「ときめき」 10月15日(水)~10月27日(月)
  • - 2期:「気づき・おどろき」 10月29日(水)~11月9日(日)
  • - 3期:「わくわく」 11月11日(火)~11月23日(日)
※『デジ選』は3期のみ展示されます。

会場は東京都千代田区丸の内のGOOD DESIGN Marunouchiで、毎日11:00から20:00まで開放されています。最終日は17:00に終了します。興味がある方は、ぜひ足を運んでみてください。

オンライン展示も行われており、詳細はこちらでご確認いただけます。

まとめ


京セラの『デジ選』は、ただの投票システムではなく、より良い社会の実現につながる技術の象徴とも言えます。使いやすさと公平性を兼ね備えたこのシステムは、次世代の選挙の在り方に新たな風を吹き込むことでしょう。今後の展開が楽しみです。


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