量子技術を支える！Alluxa社製の超高性能光学フィルターが登場

量子技術の新たな可能性を切り拓くAlluxa社の「ULTRAシリーズ」

株式会社光響は、次世代の光技術の開発を進めるため、Alluxa社製の高性能光学フィルター「ULTRAシリーズ」の輸入販売を本格的に開始いたしました。この製品は、量子コンピューティングや光技術において重要な役割を果たします。

Alluxa社について

Alluxa社は、2007年に設立され、ISO 9001:2015の認証を受けている業界のリーダーです。独自のSIRRUS™プラズマ蒸着プロセスを用いた精密薄膜技術を駆使し、世界的に評価されています。光響では、このAlluxa社の革新的な製品を取り入れ、業界の発展に寄与したいと考えています。

ULTRAシリーズの特徴

1. バンドパスフィルター

このフィルターは、UVから中赤外にかけて最大99%の透過率を誇り、厳密な波長制御を実現します。量子光学技術に必須となる高い波長選択性により、信号の純度を確保します。具体的には、量子通信や蛍光顕微鏡、フローサイトメトリー、LIDARなど、さまざまな分野での応用が期待されています。

2. 超狭帯域バンドパスフィルター

こちらは0.1 nmの狭帯域幅を実現し、最大98%の透過率とOD10のブロッキング性能を備えています。量子技術において必要不可欠な性能を持ち、特定の周波数成分を高純度で抽出することが可能です。レーザーベースのシステムを最適化することができ、今後の研究において非常に重要なツールとなるでしょう。

3. ノッチフィルター

ULTRAシリーズのノッチフィルターは、最大99%の透過率とOD8の高精度なブロッキングを実現し、厳密な波長制御が可能です。量子光学系での励起レーザー光の完全遮断が求められる場面で非常に有効です。このフィルターにより、量子センシングやDNAシーケンシングなど多様なアプリケーションでの性能が最適化されます。