京都大学と堀場製作所が手を組んだ新たな共創研究
京都大学は、堀場製作所と連携し、革新的な基礎研究を支援する「HONMAMON共創研究」プログラムを進めています。このプログラムは、未来社会のニーズに応えるための新たな分析・計測・制御技術の革新を目指しており、2025年度にはさらに新たな研究テーマが採択されました。
HONMAMON共創研究とは?
「HONMAMON」という言葉は、「本物」や、「真珠のように貴重な価値」を意味する京都の伝統的な表現です。堀場製作所の創業者である堀場雅夫氏は、この価値を重んじ、技術開発に励んできました。その精神を受け継ぎ、今回の共創研究は京都大学内の基礎研究者や若手研究者の育成にも力を入れています。
2025年度採択テーマの概要
2025年度には、京都大学の優れた研究者から提案された3つの共同研究テーマが新たに採択され、そのすべてにおいて堀場製作所の共同研究者が指名されます。これにより、合計で8件の研究テーマに対して支援が行われることとなります。採択された研究テーマは以下の通りです:
1.
固体中の素励起を用いた高速光渦制御物理の開拓 (化学研究所・久富 隆佑 助教)
- 共同研究者: 笹倉 一志(堀場エステック開発本部)
2.
電界蒸発を利用した原子分解能を持つ新しい測定手法の開発 (工学研究科・黒川 修 准教授)
- 共同研究者: 小松原 隆司(堀場製作所プロセスエンジニアリングセンター)
3.
潤いのある肌の分子機構解明 (農学研究科・白神 慧一郎 助教)
- 共同研究者: 永井 貴士(堀場製作所バイオヘルスケア本部)
これらの研究は、今後の技術革新に大きな影響を与える可能性を秘めており、社会実装への道を開くものとなるでしょう。
未来を見据えた産学連携の重要性
京都大学と堀場製作所の連携は、単なる研究開発を超えた社会貢献を目指しています。特に、若手研究者の人材育成や、最先端技術の社会実装を通じて、技術革新をグローバルにリードすることを目指しています。これらの取り組みは、今後の社会に求められる技術や価値を生み出していく重要なステップとなりそうです。
堀場製作所の「HONMAMON」という理念を基に、本物の価値を追求し続ける彼らの姿勢が、未来の技術革新に向けた道を明るく照らします。
是非、これからの共同研究成果に注目してみてください。