京都橘大学のシンポジウムが提起する畳文化の課題
2023年度、京都橘大学(京都市山科区)では新たな「研究ユニット」を立ち上げ、さまざまな専門分野からの視点で共同研究が始まりました。このユニットの一環として、2026年1月25日(日)に「畳」とイグサに関する公開シンポジウムがキャンパスプラザ京都で行われます。
畳文化の重要性
日本の伝統的な床材である畳は、調湿性や消臭性、さらに抗菌作用を持つ優れた素材です。しかし、原料のイグサの栽培地が減少し、職人の高齢化が進んでいるため、畳文化は危機的状況に直面しています。シンポジウムでは、この文化を次世代にどうつなげていくかを議論します。
シンポジウムの内容
開催スケジュール
シンポジウムは、3つのセッションに分かれています:
1部では、基調講演として北九州市立大学教授の森田洋氏が「秘められたイグサ・畳の機能性」について科学的データを交えて解説します。
2部では、現場からの提言として、畳の文化継承に必要な取り組みが紹介されます。具体的には、磯垣昇氏が「伝統技術の継承と産地消滅の危機」、奥井啓太氏が「ライフスタイルの変化に対応した取り組み」、森田隆志氏が「海外市場で見えてきた国産畳の可能性」について発表します。
3部は、参加者との質疑応答を交えたパネルディスカッション形式で「2030年、畳は生き残れるか?」というテーマで行われます。
日本文化の国際的な視点
研究ユニット「海外と日本文化」では、衣食住・健康・文化芸術・産業・観光などの観点から、日本文化の現在の評価とそれに影響を与える要因について研究を進めています。特に、海外からの視点を取り入れることで、京都の産業の持続的な発展に繋げようとしています。
参加方法
このシンポジウムには、一般の方、学生、企業関係者など誰でも参加可能です。事前に申込が必要で、定員は先着250名。参加無料ですが、申し込みは公式ウェブサイトから行う必要があります。
文化継承の必要性
近年、伝統的な文化や技術が消えゆく中で、その継承は急務とされています。特に、畳のような生活様式と深く結びつく文化財は、現代のニーズに合わせた新しい形での活用が求められます。国産イグサの消費を促進し、畳文化が息づく未来を築いていくために、我々一人ひとりの理解と行動が重要です。
今後の日本文化の発展のために、積極的に参加して、新しい視点を持って共に考えていきましょう。