カカオ生産を改革
2025-04-18 10:57:43

Dari K株式会社、インドネシアでのカカオ生産性向上を目指すプロジェクト始動

Dari K株式会社、インドネシアにおけるカカオ生産性向上プロジェクト



Dari K株式会社は、インドネシア・スラウェシ島でのカカオ豆の生産性を向上させるため、新たに経済産業省の補助金を受けることが決まりました。このプロジェクトは、2025年4月10日から始まり、現地農家との協力を通じてカカオ豆の生産と供給を強化していくことを目的としています。

プロジェクトの背景



近年、世界的にカカオの価格が高騰している中で、Dari K株式会社は持続的な供給基盤を築くため、インドネシアのカカオ生産者と直接的なパートナーシップを結び、生産性向上やサプライチェーンの強化に取り組んでいます。これにより、日本国内の需要に応えるための安定的な供給が期待されています。

このプロジェクトは、グローバルサウス諸国の市場の活性化を支援するため、日本企業が行う海外展開のための調査事業や実証事業を行い、産業の活性化を図る「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に関連しています。

具体的な取り組み内容



この事業では、以下の施策を実施する予定です:

1. 病害虫防除の拡大試験
Dari K独自の防除剤を用い、CPB(cacao pod borer)への影響を測定。カカオ丁を守るための効果を評価します。

2. 苗農場の量産実証
複数の苗農場を設け、高品質なカカオの苗を安定的に育成。老木化を防ぎ、収量を確保します。

3. サプライチェーンの設計
日本とインドネシア市場における潜在顧客との接触や、加工工場の調査を行い、今後の供給戦略を検討します。

このプロジェクトを通じて、INドネシア・スラウェシ島のカカオ生産地は、病害虫被害や老木化という地域特有の問題を解決することが期待されています。さらに、現地の農家とも協力しながら、強靱な供給基盤を構築していきます。

国際的な意義



日本は年間約5万トンのカカオ豆を輸入しており、そのほとんどが西アフリカから供給されています。しかし、2024年には気候変動や労働力不足の影響などで供給が脅かされる可能性が高くなっています。このため、原料供給元を diversifying(多様化)する必要が急務であり、Dari K株式会社がインドネシアのカカオ産業を強化することは、日本市場への安定供給を実現することにつながります。

インドネシアは世界有数のカカオ生産国でありながら、日本の輸入には限界があります。このプロジェクトにより、安定供給が実現し、さらに現地の課題解決にも寄与し、なんらかの新たな産業進展が促進されると考えています。

事業概要


  • - 事業名: インドネシア共和国/スラウェシ島におけるカカオ豆の生産性向上とサプライチェーン強靭化実証事業
  • - 実施期間: 2025年6月~2026年2月(予定)
本事業は、持続可能なカカオ産業の発展と、現地農家との連携を強化することを目的としています。

Dari K株式会社は、利用者と生産者、環境がすべて共に支え合える持続可能な社会の実現に向けて、今後も注力していく所存です。

代表者: 小久保良輔
住所: 〒603-8205 京都府京都市北区紫竹西高縄町72-2(本社)
設立: 2011年
ホームページ: Dari K公式サイト


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

関連リンク

サードペディア百科事典: スラウェシ島 Dari K株式会社 カカオ豆

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。