歴史を旅する、新感覚デジタルマップ「KYOTO TIME TRAVEL MAP」の魅力
株式会社DIIIGが手掛けた「KYOTO TIME TRAVEL MAP」が、京都市との連携事業として公開されました。1月14日から試行版がスタートし、観光客や地域住民が京都の豊かな歴史に触れながら、新しい視点での観光体験を楽しむことができるこのプロジェクトについて紹介します。
プロジェクトの背景
この「KYOTO TIME TRAVEL MAP」は、京都市が進める公民連携事業「KYOTO CITY OPEN LABO」の一環として採択されています。京町の歴史的な町並みや文化を未来に引き継ぐことを目的として、観光DXを活用して文化財の魅力を高める取り組みです。
DIIIGは、次世代のデジタル体験に特化したプラットフォームを活用し、京都の観光地や歴史を魅力的に発信する新たな手段として位置付けられています。訪れた人々は、デジタルマップを通じて京都の歴史に関する豊富な情報を手に入れることができ、歩きながら新しい発見を楽しむことができるのです。
インタラクティブな体験
今回のデジタルマップの最大の特徴は、インタラクティブなデータ出力技術を活用している点です。第1弾として平安時代の地図が公開されており、京都を訪れる観光客に向けたコンテンツとして充実しています。地図上には歴史的人物のゆかりの地や重要な出来事が表示され、訪問者は実際にその場所を巡ることで、歴史を体感することができます。
利用者は自分が興味のあるポイントを選び、歩きながらそれぞれの出来事や背景を学ぶことができるため、単なる観光ではなく、史実に基づいた深い理解を得られることでしょう。今後も、平安時代に関する11のスポットを追加し、年代別に歴史的な建物を掲載したり、QA機能を強化したりする計画が進められています。
代表の思い
このプロジェクトに関して、DIIIGの代表取締役 秋國寛氏は、「学生時代に人力車の車夫として過ごした日々が、私の観光との出会いだった」と述べています。京都の奥深い歴史や文化に触れることで、彼自身が感じてきた愛着を、新たなテクノロジーを通じて多くの人々に伝えられることを心待ちにしていると語ります。
まとめ
「KYOTO TIME TRAVEL MAP」は、単なる観光情報の提供に留まらず、京都の歴史や文化に対する理解を深める新たなアプローチを提供します。この取り組みによって、観光客だけでなく、京都に住む人々にも新鮮な体験とともに、地元の魅力を再発見するチャンスが与えられるでしょう。歴史と現代をつなぐ、次世代の観光スタイルにぜひご期待ください。事業の進展に関する最新情報は、特設サイト等で随時更新されますので、チェックをお忘れなく。