株式会社クラス、資金調達35.3億円達成
株式会社クラス(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:久保 裕丈)は、スタートアップとして革新的な資金調達手法を用い、累計35.3億円の資金調達を完了しました。この資金は、将来的な事業拡大に向けた重要な役割を果たします。
資金調達の概要
今回の調達は、特に目を引くもので、長期プロパー融資、シンジケートリースなどが組み合わされています。これはスタートアップとしても非常に珍しい手法であり、クラスの良好な利益状況や安定したキャッシュフローに基づく財務的な安定性を裏付けています。具体的には、次のような内訳となっています:
- - 第三者割当増資: 2.5億円(7.1%)
- - セールアンドリースバック: 8.5億円(24.1%)
- - レベニュー・ベースド・ファイナンス(RBF): 1.33億円(3.8%)
- - 融資: 15億円(42.5%)
- - 社債(ハイイールド債含む): 8億円(22.6%)
このように多様な資金調達手法を駆使することで、クラスは自己資本をできる限り使わずに、事業を拡大するための持続可能な財務基盤を整えています。
資金の活用目的
調達した資金は、商品の取扱いカテゴリーの拡大や在庫点数の増加に役立てられます。特に、クラスは循環型エコシステムを構築しており、家具や家電などの耐久消費財の新しい形での提供を行っています。個人顧客向けにはレンタルやサブスクリプションサービスを展開し、法人向けにはオフィス構築や移転のサポートを行っています。
また、返却された商品をリペア(修繕)・クリーニングし再活用するシステムは、廃棄物を削減し、脱炭素社会への貢献にも繋がっています。
サステナブルな社会を目指して
久保社長は、今回の資金調達により「発行体主体の成長戦略」を確立したと述べています。これにより、エクイティの希薄化を抑えながら、必要な投資を効率的に進められる体制が整いました。
クラスは今後も、サステナブルな事業を通じて、社会インフラとしての役割を果たす企業を目指します。特に2025年8月からの新サービス「30days」によって、消費者が商品をじっくり試せる体験を提供し、「いいもの」から「合うもの」を選ぶことができる価値を提供していきます。
まとめ
クラスの理念は、「“暮らす”を自由に、軽やかに」。環境への配慮を忘れずつつ、革新的なサービスを通じて顧客に新しい選択肢を提供し続ける姿勢が、この資金調達を通じてさらに強化されることを期待したいところです。\
今後の動きに目が離せません。