坂ノ途中の出店加速
2025-09-01 13:23:44

坂ノ途中がスーパーマーケットへの出店を加速し、オーガニック野菜の普及へ

株式会社坂ノ途中が、環境負荷の少ない農業の普及を目指し、スーパーマーケットへの出店を加速しています。京都市に本社を持つ同社は、これまでにデイリーカナート洛北阪急スクエア店や、最近ではデイリーカナートイズミヤ千本北大路店、千本中立売店といった複数のスーパーマーケットにオーガニック野菜を提供しており、出店店舗数は10を超えました。

同社のビジネスモデルは、約400軒の生産者との直接取引を通じて、無農薬や無化学肥料で育てられた新鮮な野菜を多種多様に取り扱うことに特徴があります。このような取り組みのおかげで、年間500種類以上の野菜が流通し、消費者に新鮮で安全な選択肢を提供しています。

坂ノ途中は、2019年から独立した店舗のインショップ事業をスタートしました。特に2022年からは、商品の見せ方に力を入れたVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)を取り入れ、より多くのお客様にオーガニック野菜を届ける工夫をしています。

その結果、デイリーカナート洛北阪急スクエア店では売上が約8倍に増加しました。こうした成功を活かし、さらに多くのスーパーマーケットへの展開を進め、最新のインショップ開設地点である千本北大路店と千本中立売店がその一例です。

昨今では、環境問題に対する意識が高まり、オーガニック製品に対する関心も急速に高まっています。飲食業界やスーパーマーケットもその流れに応じて、環境に優しい製品を求める消費者のニーズに応えるべく取り組んでいます。農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」にも、多くの自治体が積極的に参加し、オーガニックビレッジの形成に寄与しています。

坂ノ途中が展開するインショップは、普段買い物をする環境の中にオーガニック野菜を取り入れることで、これまで関心の薄かった層へのアプローチを実現しています。各店での売れ行きを分析し、さらなる工夫を重ね、環境に優しい農業の普及に向けて邁進しています。

インショップ事業リーダーの中川元斗氏は、見せ方や売り方の工夫を重点において、顧客目線のサービスを提供していると語ります。「オーガニック野菜を特別な存在から、日常生活の一部として受け入れてもらえるよう、さまざまなラインナップを揃えています。」と、中川氏は言います。

また、坂ノ途中は法人向けにも積極的な展開を行っており、飲食店や他の小売店への卸事業やインショップ事業に力を入れています。2025年4月には法人向けのオーダーシステム「やさいノート」の新サイトを立ち上げ、新たな顧客獲得の手段も追求しています。

坂ノ途中は、環境にやさしい農業の普及と持続可能なビジネスモデルとの両立を目指し、さらなる成長を続けています。これからも新たな展開に注目が集まることでしょう。


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