京都で体感する琳派の芸術
2025年11月15日から18日まで、京都の大本山 妙顕寺にてアートフェア「CURATION⇄FAIR Kyoto」が開催されます。このイベントに、Artglorieux GALLERY OF TOKYOが出展し、アーティスト裕人礫翔の特別展「裕人礫翔展 -RINPA Ing-」が行われる予定です。
裕人礫翔と琳派の世界
裕人礫翔氏は、1962年に京都の西陣で生まれました。彼は父・西山治作に師事し、1997年には経済産業省から認定された伝統工芸士として活躍。2002年に独立した後は、国際的なデザイナーやブランドとのコラボレーションを展開し、多くの作品を生み出しています。
裕人氏の作品は、歴史を感じさせる屋久杉を素材に、琳派をテーマにしており、伝統と現代の趣を巧みに融合させています。彼の作品は「屋久島の波」「屋久島の空」「屋久島の雲」といった名前がつけられ、いずれも980×580 mmの大きさで、金箔やプラチナ箔、和紙といった日本の伝統的な素材を使用しています。このような作品は、自由で新たな表現とともに、過去と未来をつなぐ架け橋となることでしょう。
妙顕寺と琳派の美意識
妙顕寺は、琳派の巨匠尾形光琳や乾山を輩出した尾形家の菩提寺であり、庭園には光琳の「紅白梅図屏風」をモチーフとした美しい景観が広がっています。この場所での展示は、琳派の美意識を深く感じることができる貴重な機会です。また、同期間中には本法寺においても特別展示が行われ、琳派芸術の精神が今も息づく場所での体験が待っています。
イベント詳細
「裕人礫翔展 -RINPA Ing-」
- - 日時: 2025年11月15日(土)– 11月18日(火)
- 11月15日(土)17:00-19:00
- 11月16日(日)11:00-19:00
- 11月17日(月)11:00-19:00
- 11月18日(火)11:00-18:00
会場
京都府京都市上京区妙顕寺前町514
- - 入場料: CURATION⇄FAIR Kyotoに準ずる
本法寺での展示
- - 日時: 2025年11月15日(土)– 11月18日(火)
- 11月15日(土)13:00-19:00
- 11月16日(日)10:00-16:00
- 11月17日(月)10:00-16:00
- 11月18日(火)10:00-16:00
アートフェア「CURATION⇄FAIR Kyoto」
このアートフェアに参加することで、参加者は琳派の繊細な美しさに触れることができるだけでなく、裕人礫翔の独特な制作過程や、アートが持つ深い意味を理解することができるでしょう。
特に注目すべきは、アートフェア期間中に行われる別イベント、アートコラボレーション京都で、大丸松坂屋百貨店が選出した若手アーティスト、山内祥太の新作展示も実施されている点です。この機会に、京都のアートシーンを存分に楽しむことができます。
ぜひ、この秋の京都で、琳派と現代アートの絶妙な融合を体感し、裕人礫翔氏の素晴らしい作品を鑑賞してみてはいかがでしょうか。伝統と最新のクリエイティブな表現との出会いが皆様をお待ちしています。