清水建設の改革
2025-07-10 10:43:34

清水建設、両立支援と業務効率化の新たな取り組みを実現

清水建設、両立支援と業務効率化の新たな取り組みを実現



清水建設株式会社は、2025年10月に施行される「育児・介護休業法」の改正に向けて、社員のライフイベントとキャリアとの両立を支援するための新しい取り組みを始めました。その中心にあるのが、株式会社Helpfeelが提供するナレッジ共有ツール「Helpfeel Cosense」です。このツールの導入により、社員の突発的な欠勤や産休・育休からの復職がスムーズに行えるようになっており、柔軟な組織体制が確立されています。

「Cosense」とは?



Helpfeel Cosenseは、情報をリンクして整理できる斬新なナレッジ共有を実現するツールです。階層構造にとらわれず、メモ感覚で簡単に使用できることが特徴。利用者は情報をリアルタイムで更新でき、組織の知識を効率的にドキュメント化できます。これにより、業務の属人化が進むことなく、知識が「組織の資産」として進化する場が整備されています。

組織の柔軟性を高める 「Cosense」の導入背景



清水建設の施工計画グループは、新築物件の施工を担う少数の精鋭で構成されており、特に女性が多い体制です。このため、育児や介護に伴う突発的な欠勤が頻発する一方、仕事の情報について確認することが難しいという悩みもありました。そこで、情報管理と業務引き継ぎにかかる時間を大幅に削減し、柔軟な組織構築を目指してCosenseを導入しました。

Cosense導入後の成果



1. 業務時間の短縮



Cosenseの導入後、7,000ページ以上にも及ぶナレッジが集約され、情報管理や社内のデータ共有にかかる時間が大幅に短縮されました。具体的には、年間で68時間の時間削減が実現。業務プロセスの効率化が図られています。

2. 育児・介護との両立支援



急な欠勤時や産休・育休後の復職においても、Cosenseが業務進捗や最新情報を蓄積しているため、引き継ぎが不要に。育休期間から復職する際に必要だった40時間のキャッチアップ時間も削減され、社員の復帰が円滑に行えています。

3. 論理的思考力の向上



すべての業務で思考をCosenseに記録する習慣が根付き、メンバー同士で情報を互いに参考にする文化が形成されました。これにより、論理的思考力が育まれ、ビジネスパーソンとしての成長が促進されています。

4. コミュニケーションの効率化



従来多く発生していた社内のコミュニケーションラインは、Cosenseを通じた情報共有によって効率化されました。これに伴い、会議の時間も年間で52時間削減されています。

結論



清水建設におけるCosenseの導入は、『変化に強く、柔軟な組織づくり』を実現するために不可欠な要素とされています。社員はこのツールを活用することで、業務を円滑に進め、長期休業後の復帰もスムーズに行える環境が整いました。

この取り組みが業界全体に波及し、他の企業でも同様の進展が望まれることに期待が高まります。特に、今後の働き方改革が進む中で、ライフイベントとキャリアの両立を支援する仕組みの構築がますます重要になるでしょう。これからもさらなる進展に目が離せません。


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