京都外国語大学に新たなリーダーシップが誕生
京都外国語大学の理事会が5月28日に開催され、今後の運営に重要な人事が発表されました。現理事長で総長でもある堀川徹志氏がその任期を満了するにあたり、次期理事長として常任理事の北寿郎氏が選任されることが決まりました。この決定は、2025年6月24日から2027年度の定時評議員会の終了時までの任期を伴い、正式な承認は6月24日の定時評議員会で行われる予定です。現理事長の堀川氏は、相談役として学園に引き続き関与することが発表されています。
北寿郎氏のプロフィール
新理事長となる北寿郎氏は、1952年1月1日生まれの73歳。経営学とコンピュータサイエンスが専門で、名古屋大学から工学博士の学位を取得しています。これまでの経歴を見ても、彼は理系のバックグラウンドを持つ初の理事長であり、大学の運営に新しい視点をもたらすことが期待されています。
北氏は1976年に日本電信電話公社(現NTT)に入社し、その後もNTTコミュニケーションズなどの企業でキャリアを積んできました。2004年から2022年までは同志社大学大学院ビジネス研究科で教授として教育に従事。更に、同大学のビジネス研究科長を任され、運営上の重要な役割も果たしました。2022年には名誉教授に就任し、2025年には京都外国語大学の理事に就任、今秋には理事長に併任される運びとなりました。
新体制下での展望
京都外国語大学は、グローバル社会において重要な役割を果たす教育機関であり、北生理事長のもとで新たなチャレンジが始まります。彼は「言語力」とともに「科学的思考力」「課題解決力」の必要性を訴えており、国際的な視点での教育や研究の重要性を強調しています。そのため、従来の外国語教育に加え、理系の視点にも注目が集まることが予想されます。
新理事長が率いる新しいアプローチによって、外国語大学としての特徴を活かしつつ、さらに多様な分野との連携が生まれることが期待されています。また、大学の教育方針や国際交流の推進に、多方面から新しい視点を持ち込むことにより、学生や教職員にとっても、新たな可能性が広がることでしょう。
今後の京都外国語大学の運営に注目が集まります。北理事長のリーダーシップのもと、どのような進化が見られるのか、期待が高まります。97542202470697