修復の練習展
2025-05-01 13:38:32

展覧会「修復の練習」で考えるコミュニケーションの再構築

展覧会「修復の練習」 — 他者とのつながりを再考



京都の77年の歴史を持つ京町家、The Terminal KYOTOでは、2025年5月17日から6月1日まで、「修復の練習」というテーマの展覧会が開催されます。この展覧会は、発達障害を含むマイノリティの方々とのコミュニケーションを深めることを目的とし、オールマイノリティプロジェクトが主催しています。

「修復の練習」とは?



「修復の練習」は、当事者と非当事者とのコミュニケーションの壁を壊し、相互理解を促すことを目指しています。キュレーターである金澤韻氏は、私たち人間の「できること」と「できないこと」を認識し、思い込みから解放されることで、より良い関係を築く可能性を探ります。他者とのつながりや存在意義を見直す重要な機会となるでしょう。

展覧会の概要と開催情報



  • - 開催日: 2025年5月17日(土)〜6月1日(日)
  • - 時間: 9:30 - 18:00
  • - 場所: The Terminal KYOTO(京都府京都市下京区)
  • - 入場: 無料、会期中無休

この展示では、現代美術家たちがどのように「壊れたものの修復」をテーマに作品を作り上げているのかを体験できます。参加作家には、播磨みどり、猪原秀陽、佐々木萌水、𡧃野湧、山本高之など多彩なアーティストが名を連ねています。

アートと発達障害研究の交差



本展の特色の一つは、発達障害の研究と現代アートのコラボレーションにあります。オールマイノリティプロジェクトのメンバーが、医学・福祉、教育分野の専門知識をアートという別の言語で表現し、観客に響かせます。この相互作用から、観衆は新たな視点を得ることでしょう。

ズレを受け入れるアート作品



展覧会に参加するアーティストたちの作品は、ズレや分断と向き合う姿勢が特徴的です。彼らは「わかり合えない」ことを否定せず、それを出発点として新たな関係構築の可能性を提示します。このアプローチは、私たちが生きる現代社会のヒントにもなりそうです。

京町家ならではの体験



展覧会が行われるThe Terminal KYOTOは、築92年の京町家建築です。この場所では、生活と展示が融合し、自然光が美しい空間を作り出しています。アートを身近に感じながら、心の内に宿る問いを深める時間を持つことができる貴重な体験が提供されます。

関連イベントも要チェック



また、展示期間中にはトークイベント「ズレを合わせつつ 〜『修復の練習』を語る〜」も開催されます。このイベントは、様々な専門家やアーティストが参加し、より深い理解を促進する内容となります。興味のある方は、ぜひ参加をご検討ください。

このように、「修復の練習」展は、アートを通じて他者とのコミュニケーションや関係性を再考する貴重な機会となること間違いありません。皆さんの参加をお待ちしています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

関連リンク

サードペディア百科事典: 京都 アート 修復

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。