災害時に安心して食べられる低糖質缶詰パン
近年、自然災害が多発する日本において、非常食の重要性は一層高まっています。特に、糖尿病の方々にとって、避難所で提供される食事が炭水化物中心であることは大きなリスクです。そこで、株式会社京都高雄倶楽部は、糖尿病患者向けの低糖質の非常用缶詰パンの開発に向け、クラウドファンディングを立ち上げました。これにより、非常食としての役割を果たしながら、健康も守る新たな選択肢を提供しようとしています。
プロジェクトの背景
このプロジェクトの発端は、2011年の東日本大震災。当時、糖質制限パンを販売していた京都高雄倶楽部は、被災地で支援物資として提供しようとしましたが、冷凍での販売しか行っていなかったため、保存が難しく、実際に必要な支援を届けられませんでした。この経験は、災害時における食の選択肢の重要性を改めて認識させ、非常に心強い糖質制限食品を求める声へと繋がりました。
プロジェクトの内容
このプロジェクトでは、試作に成功した1年半保存可能な低糖質缶詰パンの商品化を目指し、最終的には5年半保存可能な製品の開発を計画しています。資金調達は、2025年10月31日までを予定しており、目標金額は300万円です。
支援者には、1年半保存可能な缶詰パン、人気の糖質制限クッキーやだし醤油のクーポン、さらには支援者の名前で病院への缶詰パン寄贈など、さまざまなリターンが用意されています。クラウドファンディングページでは、詳細情報を確認することができます。支援ページURL:
CAMPFIRE
医師による応援メッセージ
一般財団法人高雄病院の江部康二理事長は、このプロジェクトに強い期待を寄せています。「糖質制限食は、生活習慣病の改善や予防に効果的ですが、災害時に避難所食が糖質主体である場合、患者にとって深刻なリスクとなります。この低糖質缶詰パンは、血糖値をほとんど上げず、常温で長期保存できるため、安心して備えができます。」と述べています。
京都高雄倶楽部について
2006年に設立された株式会社京都高雄倶楽部は、「糖質制限をあまねく世に広める」という理念のもと、糖質制限による糖尿病治療の普及を目指し、様々な食材の開発を行っています。実際の糖尿病患者との協力のもと、成果を上げている本社は、今後もさらなる商品開発が期待されます。
まとめ
新しい防災商品として注目を集める低糖質缶詰パン。糖尿病患者はもちろん、全ての人にとっても安心できる非常食としての普及が期待されるこのプロジェクト。ぜひ多くの方に応援していただきたいと考えています。詳細は公式のSNSや支援ページで随時更新されているのでチェックしてみてください。