萬福寺AR Guide
2025-10-31 20:23:30

新たなデジタル体験!萬福寺AR Guideで学ぶ禅の奥深さ

新たなデジタル体験!萬福寺AR Guide



京都・宇治に位置する黄檗山 萬福寺は、1661年に創建され、「黄檗宗大本山」としての伝統を誇っています。この歴史的な寺院に、最新のAR(拡張現実)技術を利用した新たなデジタルガイド「萬福寺 AR Guide」が登場しました。このプロジェクトは、国際的な映像制作公司であるLensGによって開発され、訪れる人々に新しい形の学びを提供します。

「萬福寺 AR Guide」とは?



「萬福寺 AR Guide」は、訪問者が萬福寺の境内を散策しながら、周囲の建物や歴史、禅の教えなど、これまで十分に伝えられなかった魅力を深く学べる多言語対応のデジタルガイドです。このアプリは、英語や中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、フランス語、スペイン語、日本語の7言語に対応。訪問者は、アプリを通じて指定されたスポットを巡りながら、有意義な体験を楽しむことができます。さらに、境内マップを利用して、建物や歴史的な人物についての情報を得ることが可能です。

アプリを全て利用した方には、大本山萬福寺の第六十三代住職、近藤博道猊下からの祝福の言葉が添えられた短冊のプレゼントも。これにより、訪問者は思い出の品として「デジタル記念品」を持ち帰ることができます。アプリは境内のみで利用可能で、正門受付に設置されたQRコードをスキャンすることでアクセスでき、料金は一人1,000円です。

なぜARを導入したのか?



萬福寺は、観光地としてだけでなく、日本の文化遺産としての価値を持つ寺院です。重要文化財や国宝に指定されている建物があり、その背景には日本独自の特徴が多数あります。観光だけでなく、深い「学び」を提供することを目指して、このARガイドが誕生しました。これにより、訪れる人々は禅の哲学や黄檗宗の歴史、寺院建築の魅力を理解できます。

簡単で楽しいユーザー体験



アプリはWebベースで、ダウンロードは不要。シンプルで直感的なインターフェースを採用しており、年齢に関係なく誰でも簡単に操作できます。日本語に慣れていない訪問者でも安心して利用できる設計となっています。LensGのプロジェクトディレクター、ルチナ ダリアさんは、「学びはもっと楽しく、文化はもっと身近に!」という理念を持って開発を進め、このARガイドを通じて、老若男女に楽しみながら学びを体験してほしいと話しています。

LensGの理念



LensGは単なるアプリ開発に留まらず、心に残る体験を創出することを目指しています。国際的なチームは、世界の視点とローカルな文化を尊重した制作を行い、多言語環境での言葉の正確さにもこだわっています。AR機能は「子ども向け」だけでなく、すべての世代が楽しめるように設計されており、禅の思想を通じた深いメッセージを届けます。文化体験がデジタル化される現代だからこそ、伝統を革新しつつ守っていくという想いが込められています。その一環として進化する「萬福寺AR Guide」は、多くの人々にこの文化遺産の魅力を伝え、魅了していくことでしょう。

この素晴らしいプロジェクトが実現したことに感謝し、これから訪れる皆さんが万福寺の隠れた魅力を存分に感じることを願っています。


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