福岡の新たなランドマーク『ONE FUKUOKA BLDG.』とは
2024年4月24日、福岡市天神にオープンする大型複合ビル『ONE FUKUOKA BLDG.』が注目されています。このビルは地上19階、地下4階からなる規模感を誇り、開発のコンセプトは『創造交差点~meets different ideas~』。アジアや福岡、生活と仕事、来街者と労働者が交わる交流の場を提供します。商業フロアには126店舗が予定されており、地域の特色を反映したフードゾーンも設けられ、訪れる人々に新たな体験を提供します。
人数カウントシステム「パッサークラウド」の導入
この新しいビルの各商業エリアには、技研トラステムが開発した人数カウントシステム「パッサークラウド」が導入されています。このシステムは、リアルタイムで来場者の数を正確に把握できることから、多くの商業施設の運営に役立っています。西日本鉄道株式会社が管理する他の施設でも採用されており、その実績が評価されています。
導入理由と期待される効果
倍増する来街者数を取り扱う『ONE FUKUOKA BLDG.』で、パッサークラウドは来場者の滞留人数や平均滞在時間を定量的に把握可能にします。これによって、施設運営の最適化が図られ、来場者一人ひとりの動向をより詳細に把握することができるでしょう。西日本鉄道の担当者は、パッサークラウドの導入理由としてその高精度なカウント技術とトータルサポート体制があると語っています。
プライバシー保護への配慮
パッサークラウドは、入口や通路の天井に設置した高精度センサーを用いて人々を自動でカウントします。この際、個人情報に関する画像データは一切保存されず、カウントデータのみが送信されるため、プライバシー保護も万全です。これにより、安心して訪れることができる空間が実現されています。
技研トラステム株式会社について
技研トラステムは1966年の創業以来、様々な場所で行動データの計測を行い、豊富な実績を持つ企業です。最初の人数カウントシステムを1976年に開発し、国内外で10万か所以上に導入されてきました。近年では、商業施設や公共施設へのニーズも高まっており、多様な価値を引き出すソリューションの開発に取り組んでいます。
今後の展望
『ONE FUKUOKA BLDG.』では、パッサークラウドを活用した新たなサービス展開も期待されています。来訪者の動向データを基に、施設運営の更なる効率化と質の向上が図られるでしょう。技研トラステムは、利用者にとってより良い環境作りを推進していく考えです。福岡の街に新たな空気をもたらす『ONE FUKUOKA BLDG.』、そこでの新しいサービス展開にも注目が集まります。
展示会出展情報
なお、ワンビルに導入された「パッサークラウド」システムは、4月23日から25日にかけて東京ビッグサイトで開催される『Japan IT Week』にも出展予定です。興味のある方はぜひ足を運んでみてください。