京都芸術大学のねぶた
2025-08-21 13:33:24

白い巨大ねぶたで楽しむ、京都芸術大学の学生たちの実践型学習の集大成

京都芸術大学の「瓜生山ねぶた2025」点灯式



9月10日、京都市左京区に位置する京都芸術大学の瓜生山キャンパスで、「瓜生山ねぶた2025」の点灯式が行われます。このイベントは、同大学の1年生が参加する実践型学習「マンデイ・プロジェクト」の集大成として位置付けられています。今回のねぶたは約700人の学生によって制作され、青森の伝統行事「青森ねぶた」の技術を基にした独自の作品です。

白一色の芸術作品



「瓜生山ねぶた2025」の制作は、2025年のテーマ「ん」に基づいて進められています。創造性豊かで抽象的なアプローチが期待されるこの作品は、わずか2週間で完成しました。ねぶたは、木材や針金、和紙など素材を用いて、色彩を一切排除。白一色の和紙を重ねたり、緻密に針金で形を整えたりすることで、独自の造形美を表現しています。この明確なコンセプトによって、他にはない斬新なアプローチが生まれています。

学生たちの挑戦



ねぶた制作に参加した学生たちは、共同での制作を通じてさまざまな感覚や価値観の共有を体験しました。一人一人のアイデアが反映された作品が、無事に完成したときの感動は言葉に表せないほどだったと言います。このプロジェクトでは、困難に直面しても逃げずに向かい合う力を培ったと語る学生も多く、彼らの成長を支える重要な機会となりました。実際の制作現場は、地域住民にも開放され、多くの人々が訪れる夏の風物詩にもなっています。

実践型学習の重要性



京都芸術大学では、学生が課題解決能力を身につけるために、「実践型学習(PBL)」を全学的に導入しています。このアプローチでは、学生たちが自らの手で創造的なプロジェクトを推進します。特に、「マンデイ・プロジェクト」では、毎週さまざまなワークショップが行われ、互いの専門性を共有しながら創造的な思考が促されます。この取り組みは、学生が実社会で活躍するための基盤を築くことに繋がっています。

学生インタビュー



制作に参加したある学生は、共同制作がもたらした楽しさについて振り返ります。「さまざまな価値観を持った仲間と共に作業することで、完成までの道のりが豊かになりました。時には気持ちが折れそうになることもありましたが、共に乗り越えた瞬間があり、チームの一体感は心に残ります」とのこと。このような体験が、将来の挑戦への自信となることでしょう。

京都芸術大学の目標



京都芸術大学は、国内外から23,000名以上の学生が集まる教育機関で、社会と芸術の関わりを重視しています。アートやデザインを通じて、世の中の課題を解決するプロジェクトを年間100件以上実施。学生たちは、専門を超えた協働的な学びを通じて、実社会で必要な力を育んでいます。このように、芸術を学んだ学生が社会に貢献できる力を養うことが、大学の大きな目標となっています。

京都芸術大学の取り組みと「瓜生山ねぶた2025」は、単なる作品制作を超え、学生たちの成長や地域との関わりを深める貴重な経験を提供しています。今後も、彼らの新しい挑戦に注目していきたいですね。


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