革新が詰まったAIカメラ「AIMERA®」がグッドデザイン賞受賞

株式会社Ristの革新 AIカメラ「AIMERA®」

株式会社Ristが開発したオールインワンAIカメラ「AIMERA®」が、2025年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表しました。この賞は、優れたデザインや機能性が高く評価された製品に送られるもので、AIMERA®はその両方を兼ね備えています。

AIカメラとは？

AIMERA®は、カメラ、レンズ、照明、AI専用PCを一体化した革新的なデザインの製品です。以前は、これらの機能を別々の装置で扱う必要があり、設置や設定が煩雑でしたが、AIMERA®ではそれを一つのデバイスで実現しました。このオールインワン型カメラは、コンパクトでスタイリッシュな外観を持ち、生産現場でも違和感なく使用できます。

機能の多様性

AIMERA®の主な機能には、AI学習に適した画像データの撮影、学習モデルの作成、さらには検査機能があります。これにより、工業製品の外観検査に必要な品質管理の精度とスピードを大幅に向上させることができます。また、物流現場での誤配送を防ぐなど、業務効率化にも寄与します。加えて、行動解析を通じて顧客満足度の向上にも貢献します。

受賞の背景と開発者コメント

この受賞にあたり、Ristのソリューション事業部マネージャー高松輝賢氏は、機器の性能とデザインの両立に苦労したことを明かしています。「通常、カメラのフレームは内部部品の配置に制約を与えるが、内部に骨組みを設けることにより、自由なデザインを実現しました」と語ります。

さらに、ハードウェア開発チームのラブーアサルヴァトーレ氏は、「最小限のスペースを使い、部品の配置を最適化することでこのデザインを完成させました」とその制作過程を述べており、迅速なプロトタイプ作成によってコスト削減にも成功したそうです。