光駆動型磁気メモリ
2026-07-08 14:36:30

次世代情報記録技術の光駆動型磁気メモリ実現に期待が寄せられる

新時代の光駆動型磁気メモリ



AIやデータセンターの発展に伴い、情報処理システムの消費電力が問題となっています。これに対するソリューションの一つが、株式会社光響と国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(QST)などが共同で進めた光駆動型磁気メモリの新技術です。

光駆動型磁気メモリとは


光駆動型磁気メモリは、従来の電流を使用したメモリと比べて、より低消費電力で高速動作が可能な次世代の情報記録技術です。研究チームは、CoFeB系の人工フェリ磁性体を用いて、レーザーのみで磁化反転を制御する「全光型スイッチング」の実証に成功しました。これは、レーザー光によって磁気情報を直接書き換える技術であり、今後の情報通信インフラにおいて革新的な進展を期待させます。

研究の背景


近年、AIやデータセンターの急速な普及により、情報システムは一層の省電力化が求められています。従来の電流駆動型メモリは、書き込み時の発熱や消費電力の問題から、効率的な情報処理に限界があることが指摘されていました。そのため、電子スピンを利用した磁気メモリの研究開発が進められており、今回の成果はその中でも特に注目されています。

実証された技術


研究においては、CoFeB(コバルト・鉄・ホウ素合金)を基にした人工フェリ磁性体に対して、超短パルスレーザーを照射し、高強度の光を用いて磁化反転を達成しました。さらに、NanoTerasuによる磁気解析を用いて、磁化反転のメカニズムを詳細に解明することにも成功しています。この技術開発は、今後の情報処理技術への応用が期待される重要な一歩です。

光響の役割


本プロジェクトで中心的な役割を果たしたのが株式会社光響の「高強度電磁場発生用フェムト秒レーザー研究機」です。このレーザーは、波長1035 nm、パルス幅300 fs未満、パルスエネルギー10 μJ以上と高性能で、超高速光学現象やスピンダイナミクスを研究するための強力なツールとして位置づけられています。また、高開口数の対物レンズを介して集光された光は、研究成果に大きく寄与しました。

未来の展望


光駆動型磁気メモリ技術の実現は、AIサーバーやデータセンターにおいて必要とされている高効率な情報処理基盤の構築に向けた大きなステップです。光響は、今後も研究機関や大学、企業の要望に応えるべく、フェムト秒レーザーを始めとした先端技術の提供を進めていく所存です。研究から産業への応用展開に向けて多角的な支援を行い、多くの分野での利用を目指しています。

お問い合わせ


この新技術に関心がある方や、光響の製品についてもっと知りたい方は、以下のリンクから詳細情報をご覧ください。また、直接のお問い合わせも受け付けています。
QST プレスリリース
株式会社光響 - 超短パルスレーザー


問い合わせ先:
  • - 電話: 080-2452-9200 (平日9時〜18時、土日祝日は除く)
  • - メール: [email protected]

新たな情報記録技術の実現に向け、光響の挑戦が続いています。


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