JOHNANが展開する水中測量機器シリーズ
京都府宇治市に本社を構えるJOHNAN株式会社が、日本国内において高性能な水中測量機器シリーズの販売を開始することを発表しました。この製品群は、中国のハイドロテック社によるもので、革新的な水中探査機器として、多様なニーズに応えます。
ハイドロテック社の製品群
ハイドロテック社は、マルチビーム測深器、サイドスキャンソナー、音響画像ソナー、音速度センサーなど、様々な水中探査機器を提供しています。特に注目すべきは、これらの製品が高精度でありながら、軽量・コンパクトで、低消費電力で運用できる点です。これにより、調査船から無人水上艇(USV)、さらにROVやAUVへの統合が容易になっています。
今回、JOHNANは「MS400シリーズ」を中心に、日本国内市場での販売を計画しています。このシリーズは、流通において非常に競争力が高く、測量、インフラ管理、さらには災害対策など幅広い分野での利用が期待されています。これにより、JOHNANは水中機器のラインナップをさらに強化し、多機能性を強調しています。
国内市場での評価
2024年には日本ROV協会が主催する第2回海洋機器デモンストレーションを行い、船上での製品デモが予定されています。そして、同年12月には「世界各国のマルチビーム測深機を集めた合同セミナー」で、本製品に関する詳細な発表が行われる予定です。いずれの機会でも、高い評価が期待されています。
無料オンラインウェビナーを開催
JOHNANはこの新製品の導入に向け、無料のオンラインウェビナーを開催します。このウェビナーでは、水中測量機器の基本的な仕組みや具体的な導入事例、設置方法、運用のポイントについて、JOHNANとハイドロテック社の専門技術者が詳しく解説します。
ウェビナー開催概要
- - 日時:2025年5月16日(金)15:30~17:00
- - 形式:オンライン
- - 参加費:無料(事前登録制)
- - 対象:測量・建設・港湾・自治体・研究機関など、水中機器導入を検討する企業・団体
参加希望者は、次のリンクから事前登録を行ってください。申込締切は5月14日(水)です。
参加申込フォーム
事前にZoomのダウンロードをお願いいたします。
ウェビナー中には質疑応答の時間も設けておりますので、皆様の疑問にお答えできる機会となります。参加者はWi-Fi環境のある場所での視聴を推奨します。
主な製品紹介
ハイドロテック社の製品のいくつかを以下にご紹介します。
- コンパクトな設計(重さ10.3kg、サイズA4程度)で、現場での即時展開が可能です。
- 高精度な測量ができ、インフラ点検や災害後の調査にも対応します。
- 8時間の稼働が可能で、最低40Wの省電力設計。
- - MS8200:深水域向けのプロフェッショナルモデル
- 最大400mの測深レンジと160°のスワス幅を持ち、様々な目的に応じた使い分けが可能です。
- ノイズ耐性に優れた信号処理技術により、安定した測深品質を保証します。
これらの機器を通じて、JOHNANは日本国内での水中測量技術の革新を促進し、インフラ管理や環境保護の分野で貢献していく所存です。
お問い合わせ
詳細については、JOHNAN株式会社サステナビリティ事業本部MRO事業部新規事業開拓課までご連絡ください。
これからの水中測量機器の進化に、ぜひご注目ください。