名優たちが妖怪に！京都妖怪地図シリーズの魅力とは

名優たちが妖怪に変身！

古都・京都を舞台にした傑作怪奇ミステリー「京都妖怪地図」シリーズが、BS松竹東急で5月3日から放送されます。このシリーズは1980年代から1990年代にかけて制作された作品で、全6作が実に多彩なストーリーを展開します。各話の魅力を振り返りながら、名優たちの妖怪への変身に迫ってみましょう。

歴史とミステリーが交錯する物語

「京都妖怪地図」は、1話完結形式のミステリードラマです。伝統の息づく京都という舞台を背景に、妖怪と人間の愛憎劇を巧みに描いています。舞台となるのは、名所とされる嵯峨野や鳥辺山、河原町など、歴史的に意味のある場所で、それぞれのエピソードが持つ独自のテーマが物語をより一層引き立てています。

例えば、5月3日に放送される「嵯峨野に生きる900歳の新妻」では、若者の血を奪うという魔性を秘めた女性が登場します。900年もの間若さと美貌を保ち続けるその女性の正体とは一体何なのか、視聴者の想像力を掻き立てる内容です。

名優たちの熱演による妖怪の世界

本作の大きな魅力の一つは、妖怪に扮した名優たちの演技です。宇津宮雅代、三ツ矢歌子、叶和貴子、萬田久子といった実力派女優たちが、時には美しい佇まいで魅せ、時には特殊メイクで醜悪な妖怪として恐れを抱かせる演技を繰り広げます。

特に、彼女たちの表情や動きには思わず目が離せなくなります。美しさと恐ろしさをも併せ持つ妖怪たちのキャラクターは、ストーリーのクライマックスで観客に圧巻の体験を提供することでしょう。

魅惑のエピソードが目白押し

今後の放送を見逃せないエピソードも続々と登場します。5月10日には「鳥辺山に棲む八百歳の女子大生」が放送され、800年前の女官の化身として生きる女子大生の物語が展開されます。また、5月11日には「河原町に棲む四百歳の不倫女医」、5月17日には「嵯峨野に生きた900歳の美人能面師」など、妖怪たちの波瀾万丈な人生を描いたエピソードが次々と続きます。

5月18日の「時空を超えて時代祭に甦る愛の伝説！」では、連続殺人の裏に息づく1200年前の怨念をテーマにしたストーリーも展開されます。ヒューマンドラマとしての側面も強い「京都妖怪地図」は、妖怪の存在を通じて人間の本質にも切り込んでいく深い作品なのです。