『Giant Kickoff』開催
2025-11-20 14:29:29

三好彼流の個展『Giant Kickoff』が歌舞伎町で開催。身体と表現を探る旅の始まり。

三好彼流の個展『Giant Kickoff』が新宿でスタート



2025年11月21日より、東京・新宿の歌舞伎町にあるアートスペース「デカメロン」にて、アーティスト三好彼流(みよし・かる)による個展『Giant Kickoff』が開催されます。この展示は、身体と表現についての深い思索が込められた作品群を通じて、訪れる人々に新たな体験を提供します。

身体と他者を共有する試み


三好彼流はこれまで、身体の拡張や他者との関係性に向き合い、それをパフォーマンスやソフトスカルプチャーという形で具現化してきました。本展において、三好にとっては初めての個展形式の取り組みです。展覧会では、2022年から構想してきた作品シリーズの中で、現時点における集大成と言える《大蹴球》が展示されます。

《大蹴球》の体験


この《大蹴球》は、全長25メートルに及ぶ巨大なサッカープレイヤーが主役のパフォーマンス作品です。内部に5人のパフォーマーが入り、各自が身体の一部の機能を担当。彼らが連動して動きながら、2.8メートルの球体を蹴り、ゴールを目指して攻防を繰り広げます。その視覚的インパクトとユーモアにより、観客は強く引き込まれ、観戦を続けることで多様な視点が浮かび上がります。巨大な身体とサッカーの混在が生み出す静けさや、個々の身体のさまざまなつながりを通じた表現の妙が堪能できるでしょう。

アートの枠を超える


特に興味深いのは、展覧会での体験を日常に持ち帰れる点です。展覧会期間中には、《大蹴球》の試合が近くの歌舞伎町シネシティ広場でも行われ、その様子が記録映像としても展示される予定です。この展覧会を起点に、身体と関係性の新たな可能性を探る旅へと誘われることでしょう。

アーティストの思い


三好は自身の作品を通じて、身体の境界線を問い直し、他者との関係性を築いていきます。彼は「服の中に他者の身体を取り込むことで、どこまでが自らの身体なのかを曖昧にさせる」と語り、自らが動いているのか、動かされているのかを見つめ直す体験を提供します。このようにして生まれるのは、視覚や聴覚、触覚を駆使した非機械的なコミュニケーションです。

デカメロンとは


デカメロンは、2020年に歌舞伎町の中心に開廊。展示スペースとバーが一体となり、アーティストと観覧客が交差する場となっています。現代アートの実験的な展示が続けられ、多様な表現を楽しむことができます。

展覧会の詳細


展覧会名:Giant Kickoff


会期:2025年11月21日(金)~11月21日(日)


会場:デカメロン(新宿区歌舞伎町1丁目12-4)


営業時間:20:00~27:00


休廊日:月曜日



三好彼流の革新的な表現が織りなす『Giant Kickoff』。皆さまのご来場を心よりお待ちしています。


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