神社文化を守る高校生の挑戦！次世代アプリKamimiの誕生

高校生が生み出す次世代神社文化アプリ「Kamimi」

若者の視点から、伝統的な神社文化に新たな風を吹き込むアプリ「Kamimi」。このアプリは、神社参拝と、今や若者の間で人気の「推し活」を融合させた全く新しい体験を提供するものです。神社を訪れることで、イラスト化された神様を「推し」として楽しむことができ、神社の歴史や文化を学ぶこともできるため、多くの人々が親しみやすく感じることができるのです。

「Kamimi」アプリの魅力

「Kamimi」は、ただ単に参拝を促すものではなく、神社文化を楽しく学べる仕組みを備えています。APP内では、神社の参拝作法や神様についての情報を分かりやすく解説しており、さらには多言語対応機能も完備。これにより、日本を訪れた外国人観光客にも利用しやすいアプリとなっています。また、地元の店舗とも連携しており、アプリ内で商品の購入を行うことで「Kamimiポイント」を獲得できる仕組みを搭載。このポイントを使うことで地域経済の活性化を図り、「神社文化の持続可能性」を高めることが狙いです。

ファイナル進出の背景

「Kamimi」は、すでに京都や大阪にある3つの神社で運営されており、その間に19,000人以上のアクセスを記録するなど、注目を集めています。特に貴船神社、難波八阪神社、清見原神社といった有名な神社で実施しており、短期間で実績を上げることができました。

しかし、神社が減少する中で、何が原因で多くの神社が消滅しているのかという現実もあります。日本では、年間およそ100社もの神社が姿を消しており、その背景には後継者不足や参拝者の減少が多く挙げられます。特に若年層の宗教離れが顕著であり、神社文化の存続を危ぶむ声も少なくありません。これを受け、私たちは「若者に神社文化を分かりやすく伝える方法が不足している」という現状を踏まえ、「Kamimi」を開発しました。

自身の思いと開発のキッカケ

アプリ開発者の森田麻位は、小学生の頃から神社巡りを楽しんでいましたが、友人たちから「神社は小難しい」「興味がない」といった反応が多く、自身の好きな神社文化を広める方法を模索してきました。高校生活とIT専門学校の学びを両立しながら、周囲の専門家のアドバイスを受けながら、自らの思いを形にしていくプロセスよりビジネスの設立へと向かっています。