ARグラスで変わる購買体験！三井住友FGなどの実証実験が始まる

ARグラスによる新しい購買体験の始まり

2025年の春、三井住友フィナンシャルグループ（SMBCグループ）、Cellid株式会社、そしてセブン-イレブン・ジャパンが共同で新しい購買体験の実証実験を開始します。この取り組みは、ARグラスを使用して、店舗での買い物をより便利で直感的にすることを目指しています。

実証実験の概要

実験は、三井住友銀行東館内にあるセブン-イレブンの店舗にて行われ、従業員がARグラスを着用して様々な機能を試すことになります。導入されるのは、Cellidが開発したメガネ型のARグラスで、商品の「本人確認」や「商品認識」、さらには「商品決済」に加え、AR独自の「商品レコメンド表示」や「商品陳列棚の案内」機能など、今までにない新しい体験が提供されます。

この実証実験は、次世代の購買技術の可能性を探るためのもの。ARグラスを通じて現実的な環境にデジタルの情報を重ね合わせ、商品の選定から購入決定までの流れがよりスムーズになります。

実施背景と期待される成果

なぜ今、ARグラスなのか。その要因は、消費者とのインターフェースを革命的に変えられる可能性を感じているからです。スマートフォンが今や生活の必需品になっていますが、SMBCグループは更なる進化として、ARグラスの活用を見込んでいます。2023年からCellidとの連携を開始し、ARグラスを利用したサービスの開発に向けた検討に入った経緯があります。

実証実験を通じて、AR技術は買い物体験の向上に寄与できるのか？実際にどのように日常生活に浸透していくのかを試す機会となります。また、ARグラスがどのように消費者の行動に影響を与えるのか、デジタルとリアルが交差することで新たな価値が生まれるかを模索していくのです。