2025年に京都で開催されるIVS2025の公式サイドイベント、「京町家ナイト VC・CVC前夜祭」が、2024年7月1日に京都市東山区のコワーキングスペース「SIGHTS KYOTO」で開催されました。主催者である株式会社ゼロワンブースターキャピタル(01Booster Capital)と、スペースを提供したニシザワステイが手を組み、スタートアップと投資家が交流する場を設けました。
このイベントには、独立系ベンチャーキャピタル(VC)や事業会社のコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)、そしてスタートアップの経営者など、約120名の参加者が集まりました。それぞれが築100年を超える歴史的な京町家の落ち着いた雰囲気の中で、自由にネットワーキングを行い、貴重なアイデアやビジネスの可能性について意見を交わしました。
01Booster Capitalは、2024年の夏から京都にオフィスを開設し、地元のスタートアップの発掘と、事業会社からのスピンオフ企業の支援に力を入れる予定です。さらに、同社は「SPINX KYOTO」プログラムも展開し、京阪神エリアの社内起業家の育成を目指しています。このプログラムは、地元企業と連携しながら新たな産業の育成をサポートすることを目的としています。
「京町家ナイト」は、こうした新しい動きの皮切りともなるもので、事業会社の投資担当者とスタートアップ経営者がカジュアルに意見を交換する絶好の機会を提供しました。この交流は、資金調達に関する具体的な話題や、スタートアップのビジネスモデルをどう構築するかといった重要な議論へと展開され、関係者の間で活発な意見交換が行われたことは、とても意味深いものでした。
参加者たちの関心の高さは、事前申し込み段階から明らかで、定員を超える応募が寄せられました。これにより、京町家という特異なロケーションでのイベント開催の意義が改めて認識されました。日本の伝統的な住まいである京町家の中で行われる交流は、ビジネスだけでなく文化的な意味でも参加者が新たな絆を築く場となったのです。
これからも01Booster Capitalは、京都を拠点にスタートアップのエコシステムを活性化するための取り組みを続けていきます。引き続き、ネットワーキングの場を提供し、ビジネスを支援する活動を展開していくことを表明しました。今後のイベントにもぜひご期待ください。