業界最先端のMOSFET
2025-02-26 09:37:18

AIサーバー向け高性能MOSFETの新製品が業界を変える!

業界トップクラスのパワーMOSFET



最近、ロームが発表した新型のパワーMOSFETが注目を集めています。これらの製品は、AIサーバーなどの高性能サーバー向け電源回路に最適化されており、特に12V系統と48V系統のAC-DC変換回路で大きな力を発揮します。新たに登場した「RS7E200BG」、「RS7N200BH」、「RS7N160BH」は、それぞれ異なる用途で効率的に使用されることを目指しています。

新製品の特徴のひとつは、パッケージの設計にあります。業界標準のHSOP8(5.0mm×6.0mm)に比べ、DFN5060-8S(5.0mm×6.0mm)パッケージの新開発により、チップ面積が約65%向上しました。これによって、低オン抵抗を実現しており、特に30V品の「RS7E200BG」では0.53mΩ、80V品の「RS7N200BH」では1.7mΩを実現。サーバーの電源回路における高効率化をサポートします。

温度管理と信頼性向上の工夫



さらに、内部のクリップデザインを改善することで放熱性が向上し、これがアプリケーションの信頼性を確保するSOA耐量にも寄与しています。特に「RS7E200BG」は70A以上の耐量を持ち、旧型のHSOP8パッケージ品に対しても同条件下で約2倍の耐量を実現。このように、小さなパッケージサイズで業界トップレベルを誇っています。これにより、高性能サーバーに必須の安全基準を十分に満たしています。

量産体制と今後の展望



新製品は、2025年2月から量産が開始される予定で、月産100万個の体制で生産されます。サンプル価格は710円(税抜き)で、インターネットでの購入も可能です。チップワンストップ™やコアスタッフオンライン™など、複数のオンラインプラットフォームを通じて販売が行われるため、手軽に手に入れることができます。

ロームは今後、2025年内にAIサーバー用のホットスワップコントローラ回路にも対応したMOSFETを順次ラインアップに追加予定。こうした新製品が市場に投入されることで、電源回路のエネルギー効率や信頼性がさらに向上することが期待されています。

EcoMOS™ブランドの利点



ロームが展開するEcoMOS™ブランドでは、高効率なパワーモスFETを提供しています。このブランドは、省エネが求められる様々なアプリケーションに対応しており、家電、産業機器、車載など多岐にわたります。多種多様な製品が対応する中で、ノイズ性能やスイッチング性能といった多くのパラメータから、最適な製品を選択することが可能です。

結論



デジタルトランスフォーメーションが進む現代、データセンターにおけるAIサーバーの需要は高まっており、それに伴う高性能なMOSFETの必要性も増しています。ロームの新製品は、これらのニーズに応えるべく開発されたもので、技術的な革新が期待されます。これからの展開にも目が離せません。


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